エルゲネコン担当検事異動、AKPは「司法介入」と批判
2011年03月30日付 Radikal 紙

公正発展党(AKP)会派副代表ベキル・ボズダー氏は、エルゲネコン捜査を担当している検事ゼケリヤ・オズ氏が特別権限を取り上げられて、次席検事に任命されたことについて意見を述べた。

AKPのボズダー議員は、「本人の希望しないところで権限を取り上げるのは間違っています。新しい検事が訴訟を把握するのには時間がかかります。オズ氏はエルゲネコン訴訟を担当する必要がありました。もし彼がこれ以上関わらないとすれば、それは間違いです。訴訟期間はより長引くでしょう。これは(エルゲネコン訴訟過程への(司法当局の)介入です」と述べた。ボズダー氏は次のように続けた。

「(司法介入は)裁判の過程を長引かせることになります。現在、裁判官と検事が訴訟を担当する際には、その任命には一定の期間が設けられています。これ以外に任命がある場合は、その理由を考慮して行われます。私の知る限り、この期間は満了していません。オズ検事の要求があったのか、それもわかりません。もしオズ検事から何の要求もなかったとすれば、この任命は要求なしに決められた任命となります。昇進したとしても、他の訴訟を担当するとしても、まだ続いている(訴訟)過程への介入の意味があると私は考えており、そのためこの決定は正しくないと思っています。また、一人の法律家として不快に思います。今も続いている裁判に関しては、その訴訟を担当している検事の要求や理由なければ、また訴訟期間が満了していなければ訴訟に影響することになり、司法介入の意味を持ちます。昨年、裁判官・検察官高等委員会(HSYK)がこの問題を取り上げたとき、我々は同じ意見を述べました。しかしこれらの検事を異動させたがっている者のために、HSYKはまた別の検討を行うでしょう。」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:21983 )