ムスリム同胞団がケナの司教座を訪問、コプト・キリスト教徒と初の対話集会
2011年04月02日付 Al-Ahram 紙
■ムスリム同胞団、ケナの司教座を訪問
2011年04月02日付『アル=アハラーム』紙
【ケナ:ウサーマ・アル=フワーリー】
「昨日と今日では大違い」。こんな言葉でムスリム同胞団の代表団は、[エジプト南部]ケナのコプト司教座への訪問を、数分前に終わらせた。この集まりには複数の司祭やキリスト教宗教者、教会の若者たちが出席した。
これはムスリム同胞団とコプト・キリスト教徒間で行われた、初の対話を行うための集まりだった。集まりは全体に友愛の情に溢れていたと、どちらの側も口にした。またこの集まりでは両者とも、ムスリム同胞団とコプト・キリスト教徒のどちらもが前政権による迫害キャンペーンに遭っていたと明言し、友愛の情に満ちた新たなページを開いて、一つの国の国民同士の間に宗教間紛争が掻き立てられていた過去を終わりにしたいとの、真摯な願いを表明した。
また集まりでは、ムスリムとコプトとを結びつける、人間的な姿勢を伝える言葉が双方で交わされ、全エジプト人のための、そして未来のための国を興そうとの呼びかけがなされた。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:22006 )