イスラエル政府、ガザ攻撃に関するゴールドストーン報告書の撤回図る
2011年04月04日付 al-Hayat 紙

■ イスラエルは見解を後退させたゴールドストーンを攻撃、「虚偽」に対する謝罪を求め報告書の無効化を図る

2011年4月4日付『アル=ハヤート』紙

【ナザレ:アスアド・タルハミー】

 南アフリカのユダヤ人リチャード・ゴールドストーン判事が2年少し前のイスラエルによる対ガザ戦争についての報告書の中で、イスラエルが戦争犯罪を犯したと疑う結論に達したことについて「遺憾の念」を表明したことを受けて、イスラエルは「イスラエルの信用性と兵士のモラル」を称讃し快哉を叫んだ。イスラエルのネタニヤフ首相は昨日、近く国連に対して「ゴールドストーン報告書」の撤回が可能か否か検討するよう申し入れをする意向を明らかにした。一方、エフード・バラク国防相は報告書の「血に汚れた虚偽」について、ゴールドストーン氏にイスラエルに対する謝罪をさせなければならないと述べた。

 ゴールドストーン氏はアメリカの『ワシントン・ポスト』紙が先週末に掲載した記事の中で、もし(2009年9月末に発表された)報告書を今書いていたなら、もっと異なった文書を発表していただろうと書いている。そして「我々は現在、ガザ戦争の間に起こったことについて私が調査委員会の委員長を務めていた頃よりもはるかに信頼できる情報を入手している」と述べ、「ガザの民間人が標的にされた事情について説明する情報や証言を持っていなかったことを残念に思う。...そのことがおそらく、犯罪の意図的性格や戦争犯罪の存在について我々の到達した結論に影響していたのだろう」と続けた。ゴールドストーン氏によれば「ハマースの犯した犯罪」は意図的なもので、それはハマースのロケット弾が「疑念の余地なく民間の施設を標的にしていたからであり、一方でイスラエル側の意図的性質に関する主張は、民間人の死傷者が出たということに基づくものだが、その経緯について国際調査委員会は特定できていない」という。

 イスラエルのメディアによれば、この「間違いの告白」と「悔い改め」を受けてイスラエル国家首脳部は「イスラエル軍のモラル」に喝采を送り、「いびつで不公平な報告書」を非難し、また報告書の作成者であるゴールドストーン氏が「拙速で、イスラエルの正当性を剥奪するキャンペーンに寄与した」ことについて非難し、同氏に公式の謝罪を求めた。

 報告書の発表以来、イスラエルはゴールドストーン氏を激しく攻撃し、過去を徹底的に穿鑿して同氏がかつて南アフリカのアパルトヘイト体制下で判事として黒人に死刑判決を下していたことに想起を促したり、同氏がハマースの目的に奉仕しているとの疑いを示したりしていた。

(後略)

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( 翻訳者:片山満祐子 )
( 記事ID:22036 )