7月総選挙へ、各党で候補者選抜すすむ
2011年04月08日付 Milliyet 紙

候補者選抜まで72時間を残す中、各党の本部にはあせりが見られる。エルドアン首相は新しい候補者名と今回は候補者には挙がらない政治家名を明らかにしようと努めている。

国会議長も他の公正発展党議員同様に公正発展党本部9階よりリストが公表されるのを待っている。

エルドアン首相は、アンケート結果や候補者のパフォーマンス、補欠候補者リストと自身が明らかにする新しい候補者名とにより(最終)候補者の作成を行おうとしている。

舞台裏での話しによれば、首相は新顔40名の候補者を提示する。旧母国党(ANAP)のアリ・タリプ・オズデミルやアイドゥン・メンデレスのような名前が際立っている。首相が、最後の党会談で「あなた方は平和民主党(BDP)に対しては消極的態度を取っている」と批判した南東部の国会議員の内からも多数の人物が候補者とされないといわれている。ハシム・ハシミやガリップ・エンサリオールといった人物が候補者となることも。

新しい候補者が誰かと注目を受けている。また、党の先輩ら、ビュレント・アルンチ、ジェミル・チチェキ、アブドゥルカーディル・アクスのような人達はどうなるのかと。一部情報によると、選挙区を変えるか、もしくは候補者とされないという。

■ 公正発展党同様、候補者リストが注目される共和人民党(CHP)

ケマル・クルダチオールCHP党首は副党首らが各県でおこなった活動を含む報告書を吟味している。決定を下し、候補者リストを党会議に諮ることになる。リストの中にエルゲネコン事件の容疑者、ムスタファ・バルバイ、メフメト・ハベラル、アンカラ商業会議所(ATO)スィナン・アイギュン会頭、エミネ・ユルケル・タルハン、元エルジンジャン検事長のイルハン・ジハネルが記載されるのは確実とみられている。

■民族主義者行動党(MHP)と平和民主党(BDP)

民族主義者行動党では(党員による)ネットを利用した候補者調査が終了した。議会構成員にはそれほどの変化はないと見られる。結果は4月9日にバフチェリ党首に通知される。エルゲネコン事件の被告のうちの一人、エンギン・アランがイスタンブルの候補者となることが確実視されている。

平和民主党は週末に候補者に関わる発表を行う。クルディスタン社会連合の収監者やレイラ・ザナも候補者となるであろう。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:22064 )