東部、南東部選出AKP議員に、地元は不満
2011年04月08日付 Yeni Safak 紙
市民は陳情を聞かない議員への苦情を大臣らに訴えている。同地をBDP(平和民主党)に任せた格好の議員たちに対しては首相も不満を持っている。
公正発展党(AKP)政権下においてトルコでは大きな発展がもたらされた。この発展の当然の結果として、AKPにとって初選挙である2002年の選挙から今日に至るまで、AKPは常に票を重ねてきた。この支持を頼りに、共和国史上はじめて「クルド問題」の解決に大きな一歩が踏み出された。政府がこの根深い問題の解決に向けて対策を講じる一方、問題解決における牽引役が期待されているこの地域のAKP議員らは十分な成果を挙げることができていないと言われている。
■成果不十分
AKPはクルド系の市民の割合が多い東部と南東部の県に48人の議員を抱える。同地域全県でのAKP議員は73人である。AKPは同地域に非常に多くの議員を抱えるにもかかわらず、この地域の市民はこれら議員の働きに満足していない。市民は自分たちに対して十分な関心を持たない議員に不満を抱いている。同地域の市民が満足する議員数は5人に満たないことが明らかになっている。
■この地域はBDP議員に委ねられた
AKPに投票した市民は、自分たちの議員が地域で十分に働かないため、BDP議員が非常に活動的であると大臣に伝えた。また、このために自分たちが孤独を感じていると説明し、AKP議員も同地でより尽力し、BDPにこの地域が委ねられてしまったような空気を打破する必要があると大臣らに伝えた。
■問題に無関心
東部、南東部の市民は政府の最大の対策であるクルド問題の解決への満足していることに言及する一方、この問題に関してBDP議員だけが発言することによる、自分たちの苛立ちについても言及した。市民はBDP議員はクルド問題に関する全ての討論番組で、あらゆる活動や反発について話していたと説明した。
一方でAKP議員のうち1-2名の議員だけが、稀にこの問題について話すのみだと述べた。ある市民は、クルド問題の解決はBDPに委ねられないほど重要なものであると述べ、自分たちが投票した議員もクルド問題の解決について敏感である様をテレビで見たいと望んでいる。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:22069 )