議会内のチャイジュ、去っていく議員からお茶代「つけ」の回収に必死
2011年04月09日付 Yeni Safak 紙
エルドアン首相が会派会合において頭を下げ、国会議員の大部分を新たに議員候補には指名しないつもりだというメッセージを伝えたことで、議会内のチャイジュ(お茶のサービスをする人)達は動き出した。チャイジュは受け取るべきお茶代を支払ってもらうために“臨戦体制”に入っている。
エルドアン首相が会派会合において国会議員に頭を下げ、非公開の会合では国会議員のほとんどを今回は候補として指名しないつもりだというメッセージを与えたことで、議会内のチャイジュ達は動き出した。
議会内のチャイジュ達とともに、国会議員のつけがある議会のほかのサービス業者も、取り立てのため国会議員を頻繁に訪ね始めた。
■取立てツアー
彼らは、議会で食事やチャイのつけがある国会議員を一日に数回代金徴収のために訪れている。AKP(公正発展党)だけでなく、CHP(共和人民党)、MHP(民族主義者行動党)そしてBDP(平和民主党)の議員の大部分のメンバーが入れ替わるという情報が議会に広まっている。
昨日、チャイジュは一日中、国会議員を見つけてはお茶代を取り立てようとしていた。国会議員はどれほど飲もうが、毎月15日にお茶屋に一律40トルコリラ(約2200円)を支払っている。
総選挙で議員の入れ替えが行われる時期には、国会議員に食事やサービスを提供していた議会内のほかのサービス業の人たちも似たような行動をとっている。下の者がつけを回収できないと、今度は上のものが取り立てに伺っている。
■部屋が空っぽに
チャイジュや食堂で働く者たちのこの追いかけっこを、議員たちは冗談めかしていろいろ語っている。国会議員は「チャイジュらは我々を見限った。ほら、彼らはつけをとても気にしているじゃないか。どうも我々は間違いを犯しているようだ。我々は(世の中の)問題を、新聞を通して知ろうとしてきた。チャイジュ(の動向)を追いかけることで学ぶこともできたのだ」とコメントした。その間、AKP(公正発展党)、CHP(共和人民党)、MHP(民主主義者行動党)、BDP(平和民主党)の大半の議員は再び立候補の候補者になるにもかかわらず議会の部屋を空にした。国会議員は、受付に、残された品々をカーゴで送ってくれるよう頼んだ。
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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:22075 )