イラク・フサイン政権崩壊記念日に米軍撤退要求のデモ
2011年04月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク旧政権崩壊記念日にアアザミーヤでデモ
2011年04月08日付『クドゥス・アラビー』紙
【バグダード】
バグダード市アアザミーヤ地区で金曜礼拝の後、およそ2000人がデモを行い、2003年4月9日のサダーム・フサイン政権崩壊の記念日に合わせて、米軍の撤退を求めた。
デモ隊は礼拝後に、バグダード北部のスンナ派アラブ人の拠点、アアザミーヤ地区にある、イマーム・ハニーファ・ヌウマーンモスク前に集結し、米軍の撤退を求め、占領に反対した。
デモを組織したイラク・ウラマー評議会のマフムード・アブドゥスアズィーズ事務局長は、「イラクで学者や医者や技師といった頭脳がこれだけ殺害されたのは占領下以外にはなく、これほど膨大な寡婦や孤児が生まれたのも占領下以外にはない」と語り、「占領の延長を我々は拒絶する。最も重要なのはあらゆる宗教間の融和と同胞愛と共生だ…宗派主義に追随してはいけない」と続けた。
(中略)
サーマッラー(バグダード北方125キロ)でも宗教者や部族長たちがデモを組織し、金曜礼拝後に数百人が参加した。デモ隊はイラクに米軍が駐留し続けないよう求めると同時に、「勾留者の釈放と、無作為な家宅捜索の中止」を要求した。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:22097 )