各党、候補決定―注目の選挙区は?
2011年04月11日付 Milliyet 紙

ついに注目の各党の候補者リストが発表された。都市部で激突する候補者たちは以下のとおり。

国会議員選挙の各党の候補者リストが発表され、各候補者とその選挙区が明らかになった。次の注目は誰と誰が対決するかである。CHP(共和人民党)党首のクルチダルオール氏はチュブクチュ国民教育相と、エルドアン首相はCHPのナンバー2、ギュルセル・テキン氏と、そしてCHPのバイカル氏(前党首)はギョヌル国防相とそれぞれ対決する。こうした中、注目すべき選挙区は以下のとおり。

■エルドアン首相とギュルセル・テキン氏の直接対決

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相はAKP(公正発展党)イスタンブル一区第一位候補として立候補。迎え撃つのはCHPのナンバー2、ギュルセル・テキン氏である。ニーメト・チュブクチュ国民教育相はイスタンブル二区第二位候補から出馬、同選挙区ではケマル・クルチダルオールCHP党首が待ち構えている。イスタンブル三区では、AKPの上位候補はオメル・ディンチェル労働社会保障大臣とアブドゥルカーディル・アクス氏、対立候補としてCHPの重鎮、エルドアン・トプラク氏とウムト・オラン氏がこれを迎え撃つ。

■CHPのアヤタ氏がババジャン副首相に「家族保険」を説明

AKPのアンカラ候補者リストには、アンカラ一区第一位候補にアリ・ババジャン副首相、また二区第一位候補にジェミル・チチェキ副首相が名を連ねた。AKPの対抗馬には、CHPの主要な選挙公約である「家族保険」制度の導入を掲げるセンジェル・アヤタ氏がCHPアンカラ一区第一位候補、ギュルスュン・ビルゲハン氏が二区第一位候補から立候補した。

■イズミルに大臣擁立

AKPは大都市の中で最も得票率の低いイズミルに大臣を擁立した。エルトゥールル・ギュナイ文化観光相はイズミル一区第一位候補、また二区第一位候補にはビナーリ・ユルドゥルム交通相がそれぞれ名を連ねた。これらの現役大臣候補者に対し、CHPはイズミル一区第一位候補にギュルダル・ムムジュ国会副議長、二区にはアラアッティン・ユクセル副党首と、エルゲネコン事件の容疑者の一人であるムスタファ・バルバイを擁立している。

■バイカルは防衛相と対決

アンタリヤでは、デニズ・バイカル氏とオスマン・カプタン氏がそれぞれ、ヴェジディ・ギョヌル防衛相、メヴルュト・チャウシュオ-ル氏と直接対決する。

■ディヤルバクルの激しい戦い

今回最も激しい選挙戦が繰り広げられるであろう県のひとつに、ディヤルバクルが挙げられる。CHPが候補をたてることするできないこの選挙区ではAKPとBDP(平和民主党)公認の無所属候補の対決となる。メフディー・エケル農業村務相がAKPの候補者リストのトップに名前を載せ、第二位候補には産業会議所のガーリプ・エンサリオール会頭が挙げられた。これに対して、BDPからはレイラ・ザナ氏、アイセル・トゥールク氏、ハーティプ・ディジレ氏といった大物たちが名を連ねた。

■アフメト・チュルクとムアンメル・ギュレルの対決

マルディンでは、公安庁長官を辞任したムアンメル・ギュレルが、BDP公認の重鎮アフメト・チュルクと対決する。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:22099 )