ムシュ・アルプアルスラン大学でクルド語授業、選択科目として始まる
2011年04月15日付 Yeni Safak 紙
ムシュにあるムシュ・アルプスラン大学(MŞÜ)でクルド語の授業が選択授業として始まった。
文理学部の講堂で行われた初回の授業には、200名の学生と、MŞÜ 学長のニハト・イナンチ博士、副学長のオスマン・オズジャン教授、エクレム・アタラン教授ら研究者が参加した。
イナンチ学長は授業後、講堂出口で記者たちと行った会見の中で、文理学部の学部生対象のプログラムとしてクルド言語・文学専攻が開設されたのは、トルコ国内で初めての取り組みであると語った。
クルド語専攻を開設するにあたって、これまでに並々ならぬ努力が行われてきたこと、今日は選択授業として初めてクルド語の授業を実施できたと述べたイナンチ学長は、次のように語った;
「こうしてクルド言語・文学専攻が開設に至るまで、我々は率先して様々な取り組みを行ってまいりました。初めの第一歩となったのは、国営放送TRT6で(クルド語放送の)製作に携わり、ビルケント大学において博士号を取得したアイハン・テキ氏を我々のスタッフとして迎え入れたことです。そしてその後すぐに、エルズルムのアタテュルク大からハサン・チフッチ博士をわが大学に招聘し、クルド言語・文学専攻の学科長として任命しました。こうした取り組みは今後も続けてまいります。 2011年度の大学における人員配分に伴い、約一ヵ月後にはこの学科への新規採用も促進していきたいと考えております。」
後期からクルド語の授業を選択科目としてこのように始まったことを受けて、イナンチ学長は次のように続けている;
「この授業を開講するにあたり、想定していた受講者数は80名でした。しかしこの講義を選択科目として取ろうと希望した生徒は300名近くとなりました。想定以上の希望者の要望に応える形で、講義の場所を講堂に変えて行うことになりました。300名の学生も、選択科目として正式にクルド語の履修登録を行うことになりました。今期から、クルド語はこうして選択科目として実施されます。この講義は、アイハン・テキを講師として実施されますが、折に触れてハサン・チフッチ博士が教鞭を取る予定です。どちらも、トルコ語、クルド語、英語の堪能な優秀な教師です。」
クルド語の授業に参加した、ギュルナズ・エキという一人の生徒も、この講義に参加することができて非常に嬉しいと語った。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:22145 )