首相夫人、女性議員候補と会食
2011年04月17日付 Zaman 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の妻、エミネ・エルドアン夫人は、公正発展党(AKP)に所属する78名の女性議員候補らと会食した。

AKP女性部が主催した会食は、AKP党本部にて行われた。会食のオープニングで挨拶を行ったファトマ・シャーヒンAKP女性部代表は、女性抜きの民主主義も政治もないと述べ、エルドアン首相の「女性に対する差別は、人種差別よりも悪質だ」という発言をスローガンとしたと発言した。同代表は、女性に対する暴力が2023年には完全に減少したトルコを望むと述べた。

エミネ・エルドアン首相夫人も挨拶を行い、その中で6月12日に行われる総選挙ではAKPから78名の女性議員候補が出馬することが自身の誇りとなったと述べ、以下のように続けた:「もちろん私たちの気持ちは、より大勢の女性たちが国会議員や候補者としてこの闘いの中に身を置いてくれることを支持していました。しかしこの進歩を軽視してはいけません。」女性議員の割合が2007年の総選挙時から100%増加したことを示唆したエルドアン夫人は、この増加が2011年の総選挙でも継続し、国会で女性議員の数が全体の20%程度まで近づくことを望んでいると述べた。

まず女性に対する暴力を阻止し、暴力に対する認識を社会に広める必要性のあることを主張したエミネ・エルドアン夫人は、「学校に通えず、読み書きも知らない女性や女の子を、一人も見過ごしてはなりません」と述べた。

エルドアン夫人は、女性たちが政治世界で積極的な役割を得ることが、この中東地域の女性たちにとっても見本になると述べ、以下のように話を続けた:「私たちが生み出した答えや形づくったビジョンが、トルコの女性たちがモデルとなっていくプロセスをより強化していくでしょう。つまり、あなたがたはトルコの女性たちだけでなく、それと同じくらいアフガニスタンやイラク、パレスチナ、エジプト、リビア、そしてイエメンの女性たちにとっても希望の光となるのです。どうかこのことを忘れないでください。母国で、そしてこの中東地域でこぼれ落ちる涙や、流れる血が止み、胸に抱えた苦しみや痛みを終わりにすることは、ただ女性の感受性や思いやりがそのプロセスをコントロールすることでのみ可能なのです。」

エミネ・エルドアン夫人は、(総選挙にて)国会議員に選出されなかった候補者たちが、AKPの構成員として持てる限りの力と機会を一心に捧げ続けてくれることを信じていると話した。エミネ・エルドアン夫人は挨拶の最後に、女性議員候補らとともに集合写真を撮影し、候補者たちと親睦を深めた。

会食ではこの他にも、AKPの最年少女性候補であるアイシェ・ハジュオール氏や、ディヤルバクル県選出議員候補で、障害を乗り越えた女性という立場から講演を行ったファトマ・オンジュ氏、そしてアンカラ県選出議員候補のウルケル・ギュゼル氏も最も経験豊かな女性候補として挨拶を行った。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:22167 )