高等選挙委員会、レイラ・ザナらの立候補を却下
2011年04月18日付 Milliyet 紙

高等選挙委員会は、ハティプ・ディジュレ、レイラ・ザナ、セバハット・トゥンジェル、ギュルタン・クシャナクらを含む12名の無所属候補者を、国会議員の被選挙条件に影響を及ぼす経歴を理由としてその立候補を却下した。

高等選挙委員会が立候補の禁止を発表した候補者は他に、エルトゥールル・クルクチュ、ハルン・オゼレン、アブドゥッラー・クズライ、イサ・ギュルブズ、チチェキ・オトル、サーリフ・ユルドゥズ、シェラフェッティン・エルチ、ネズィル・スィンジャンらが挙げられた。

本紙の記者が入手した情報によると、委員会は、無所属候補及び各政党の現行の候補者名簿についての調査を今日終えた。無所属候補についての司法記録を調査した結果、12人に逮捕歴などがあることが突き止められた。国会議員に選ばれる条件に影響を及ぼす経歴があることを理由とし、委員会はこれら12名の立候補を却下する決定を下した。

委員会はハティプ・ディジュレとレイラ・ザナ、そしてイスタンブル選出の現職国会議員セバハット・トゥンジェルについて、議員候補になることに支障をきたす経歴として過去の犯罪記録を挙げた。これについてセバハット・トゥンジェルは「前回の選挙に当選した直後に司法記録が(国会議員に立候補する際の)調査対象に加えられたため、前回行われた調査では犯罪記録はないという結果だった」と反論した。またディヤルバクル選出の現職国会議員ギュルタン・クシャナクについても、司法記録に旧姓で記載されていた犯罪記録が見つかったため、議員候補になることに支障をきたすと見なし、立候補を却下したと発表された。

セバハット・トゥンジェルはイスタンブル、ギュルタン・クシャナクはスィイルト、ハティプ・ティジュレとレイラ・ザナはディヤルバクルからそれぞれ立候補していた。


■平和民主党から強い反発

平和民主党のセラハッティン・デミルタシュ党首は、高等選挙委員会の決定に対し「(委員会が)政治運営、選挙運営、そして選挙区までも公正発展党に差し出すことを決めたようだ」と発言し、遺憾の意を示した。またスッル・サクク議員は「この異常事態の原因は政府にある。まともな法治国家の政府がすることではなく、この決定は政治的なものだ」と述べた。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:22179 )