高等選挙委員会、Uターン!―ザナらの立候補棄却を撤回
2011年04月21日付 Milliyet 紙
4月18日に平和民主党系無所属で立候補を予定していた7名の立候補を全員一致で却下した高等選挙委員会は、その決定を覆した。7名のうち、6名の異議申し立てを認めた高等選挙委員会は、前例にない、歴史的な決定を下した。
高等選挙委員会は4月18日に歴史的スキャンダルともいえる決定にもとづく棄却決定を、昨日、撤回した。6月12日の総選挙での立候補を却下されていた平和民主党系候補7名のうち、6名の異議申し立てをみとめた。
高等選挙委員会は、4月18日に立候補を認めないとしたレイラ・ザナ、ハティプ・ディジュレ、エルトゥールル・キュルクチュ、ギュルタン・クシャナク、サーリフ・ユルドゥズの異議申し立てを審議し、彼らの状況には何の変化もなく、異議申し立て対する決定そのものは以前の内容と全く変化がないにもかかわらず、その異議申し立てを認めた。
高等選挙委員会は、そもそも4月18日以前にちょっとした注意勧告さえしておけば十分対応可能だった小さな書類ミスのあったサーデト・トゥンジェルについては、そのミスを修正して行った異議申し立て申請についても、認めた。
高等選挙委員会は昨日、4月18日に立候補を棄却した、平和民主党系7名の無所属候補を含む12名の立候補予定者に関する決定を再度審議した。高等選挙委員会は、約9時間の会議ののち、慣例に反し、歴史的ともいえる決定を下した。1990年代以後、無所属候補はひとたび高等選挙委員会が決定を下すと異議を申し立てることができず、立候補申し込み期間後は一切の書類を受け付けないとしてきた高等選挙委員会だったが、はじめて、再審議を行った。高等選挙委員会は選挙法、選挙日程、および前例にないにもかかわらず、政党に対して認められている異議申し立てと書類再提出の権利を無所属候補に認めないことは、平等に反するとし、彼らの異議申し立てを審議するという決定を下した。高等選挙委員会は、その手続きを踏んだのち、立候補却下決定に異議を申し立て、裁判所からの書類を提出した立候補予定者の書類を一つ一つ検討した。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:22218 )