左派のイスラエル人らが「パレスチナ独立」を宣言、右派と衝突
2011年04月22日付 al-Hayat紙

■左翼のイスラエル人ら、イスラエル『独立文書』を作り「パレスチナ独立」を宣言

2011年4月22日『アル=ハヤート』紙

【ナザレ:アスアド・タラハミー、パリ:リンダ・タキーッディーン】

昨日テルアビブで左派の人々が西岸地区の「イスラエルによる占領からの独立」を宣言し、1967年停戦ラインに基づくパレスチナ国家樹立を歓迎するための祝賀集会を開催したが、同集会は、急進右派のイスラエル人活動家数十人が介入したことにより、言葉の応酬や殴り合いの場へと変わった。

数十人の大学教授や文学者、著名なーティストら、そして17人の「イスラエル賞」受賞者が企画したこの集会には、数百人の左派の人々が出席した。またこの集会は、のちにイスラエルの初代大統領となったデヴィッド・ベングリオンが1948年5月半ばに「イスラエル独立」を宣言したのと同じ場所で開かれた。

主催者らは数週間前に請願書を公表し、ユダヤ人国家の中でアラブ市民の自由を制限する法を制定することで「政府やイスラエル国会内に台頭するファシズム」を警告していた。

アブロ・サビールを含む急進的右派の数十人がイスラエル国旗を掲げ、テルアビブの「歴史的建造物」の向かいに集まる一方、他の者達はこの集会に出席した数百人の左派勢力の中に紛れ込み、口笛を鳴らしたり「裏切り者」、「ナチ」などといった野次を飛ばしながら、演説者を妨害した。集会の主催者らは、警察が左派と右派の集会を分けなかったのは怠慢だと非難した。暴言は集会の主催者や参加者全てに浴びせられ、その中にはシオニスト左派の元議員らや文書に署名こそしなかったが支持を表明した著名な文学者らも含まれていた。

(中略)

一方、パリではパレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領が昨日[21日]、フランスのニコラ・サルコジ大統領との会談後、以下のように述べた。「フランス政府は1967年停戦ラインに基づくパレスチナ国家樹立を支持している。しかし今年の9月以前に幾つかの会議が開かれ、国連に向かう前にこれら会議の成果をみることになるだろう」。また、アッバース大統領は自ら率先してパレスチナの和解実現と選挙の準備のためにガザを訪問することについて、サルコジ大統領から支持を受けたと言及した。

またフランス大統領府筋は『ハヤート』紙に対し、サルコジ大統領がアッバース大統領に対しパレスチナ国家樹立への支援を確約し、4月13日にブリュッセルで開かれたパレスチナ自治政府と[IMF や世銀等の]国際的な金融関係機関との会合の成果に対して満足感を表明したと伝えた。これらの機関は、アッバース大統領がトップに立つパレスチナ政府には独立国家を統治する能力があり、パレスチナ国家樹立のための技術的な条件はすべて揃っていると表明している。

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(翻訳者:秋山俊介)
(記事ID:22224)