サナンダジで2発の音響爆弾が爆発
2011年04月18日付 Mardomsalari 紙
土曜日〔4月16日〕夜、2発の音響爆弾がサナンダジ市のアーザーディ―広場で爆発した。
イラン学生通信(ISNA)の報道によると、〔イラン西部〕コルデスターン州の高官の一人は「これらの爆発は〔コルデスターン州の州都〕サナンダジのアーザーディー広場、及び同市のケシャーヴァルズィー(農業)銀行ハサンアーバード支店の向かい側で、21時40分、比較的短い時間差で発生した」と述べた。
この高官によると、これらの爆発による死者はおらず、大きな被害も出なかったといい、ケシャーヴァルズィー銀行の近くで店舗を営業している人物1名が軽傷を負ったのみだったという。
同氏はつづけて、以下のように述べた。「仕掛けられた音響爆弾のうち一つは、サナンダジのアーザーディー広場内で爆発し、その数秒後に、ケシャーヴァルズィー銀行ハサンアーバード支店のATMに仕掛けられていた二つ目の音響爆弾が爆発した」。
この報告によれば、サナンダジ市で土曜日夜に発生した音響爆弾の爆発により、ケシャーヴァルズィー銀行ハサンアーバード支店付近の建物のガラスが割れたとのことだ。サナンダジ、カームヤーラーン〔サナンダジ中心部から南へ65㎞〕、及びディーヴァーンダッレ〔サナンダジ中心部から北へ95㎞〕選出の国会議員は、サナンダジで発生した音響爆弾による爆破事件について、コルデスターン地方の不安定化を狙ったシナリオの延長線上にあるとの見方を示した。
国会の広報サイトが伝えたところによると、アミーン・シャアバーニー議員はコルデスターン州でこれまで発生してきたテロ行為について触れたうえで、「こうしたことは、コルデスターンの市民にとって日常的なものとなっている。同州の観光産業が活況を呈しているときに、この州があたかも治安の悪い地域であるかのように吹聴しようと企む者がいるのだ」と語った。
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ファルヴァルディーン月13日〔西暦4月2日〕の未明2時にも、武装集団がテロ行為を起こし、マリーヴァーン県スィヤーナーヴ村にある国境管理事務所を襲撃する事件が発生している。この事件で4人が殉教し、2人が負傷した。こうした流れの中で、土曜日(4月17日)、2つの音響爆弾がサナンダジのアーザーディー広場で爆発した。
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( 翻訳者:齋藤奏恵 )
( 記事ID:22274 )