シリアからトルコへ、避難者越境つづく
2011年04月29日付 Radikal 紙


トルコ国境に近いシリアの村で暮らしており、国の弾圧からの救出を求めているあるグループが、ハタイのヤイラダー国境の金網を越えてトルコ側に入った。

情報筋によると、シリアのヤイラダー市に近いハラブジョズと周辺の複数の村で暮らしている女性や子どもを含むおよそ250人のグループが、国での騒乱や弾圧からの救出を求め、ギュヴェッチ村近くの2~3メートルの金網を登り、トルコ国境を越えたという。

またトルコ語で「トルコ人のように暮らしたい」、「民主主義を求める」、「エルドアン首相の保護を求めている」という意味のスローガンを書いたトルコ国旗を手に掲げ、トルコ関係者との面会を求めたシリア国民らを、その地域で任務にあたっている兵士らが引き止めたという。

グループが国境を越え、トルコ関係者との面会を求めているとの知らせを受けて、ヤイラダーのトルガ・ポラト郡知事が面会のため国境を訪れ、兵士らがセキュリティー対策を取ったことが明らかにされた。

■外務大臣官邸で政府高官会議が始まった

シリアでの進展に伴い、外務大臣官邸でアフメト・ダヴトオール外相により進展を協議する会議が行なわれている。会議には、参謀総長、内務大臣、国家諜報機構(MİT)事務次官、外務大臣などの政府高官が参加している。
一方、シリアからトルコへ来る可能性のある難民に対して取られる対策が準備されていることが明らかになった。
国連人権理事会によってシリアに非難決議が出された。ジュネーヴで開催された理事会の会合では死亡者に関して調査を行なうことも決定された。

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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:22311 )