マラトヤ県、県国民教育局そしてNTストアグループの協賛で、マラトヤ・イノニュ・スタジアムにてある試みが行われ、最も多くの人々が同じ時間、同じ場所で同じ本を読むという世界記録を樹立した。参加したのは2万2千人の愛読家たちで、ヴィクトル・ユーゴーの有名な『レ・ミゼラブル』を読んだ。
最初は昨年、1万5,440人が参加し、メルシンで「同じ場所で同時に読書をする世界記録」への挑戦が行われたが、今年はギネスブック側からの要請で、マラトヤで「同じ場所で同時に同じ本を読む」記録として、ギネスブックに登録されることになる。
■これはショーではない
年齢層関係なくマラトヤの愛読家たちが大きな関心を示したこの記録への挑戦を主宰することになったウルヴィ・サラン・マラトヤ県知事は、県民に対し読書に価値を見出し、また記録への挑戦に賛同してくれたとして感謝し、次のように述べた。「今日我々はこの大イベントの、そして歴史的瞬間の証人となる。これは多数の人が今回限りとして、一つの場所に集まって行うショーではない。我々はこのプロジェクトを通して、二つの重要なメッセージをお伝えしたかった」。同県知事は、記録への挑戦をコーディネートしたNTストアグループのシェレフ・ゼカイ会長に対しても、トルコで読書への意識を、まず子供を含めて人々の間に高めるためにキャンペーンに乗り出したことを、そして「マラトヤとマラトヤの人々がこのような挑戦を行ってくれているので、次の世代の人々も今日のことを決して忘れないであろう」と話した。
■記録は公証人の目の前で、更新された
9時に開門したマラトヤ・イノニュ・スタジアムに押し掛けた愛読家たちに、スタジアムの外で公証人の目の前でチケットが配られ、入り口ではこのチケットを、今回の挑戦に何人参加したか数えるために、用意した箱に入れてもらった。イベント後、公証人がチケットの数を数え、ギネス記録を樹立した正確な参加者数を把握し発表する。
マラトヤ第二公証人であるゼイネル・アビディン・ベヤズギュル氏は、今回の挑戦に関する基準を参加者たちへ読み上げた。11:22に開始し、「同じ場所で同時に同じ本を読む人数の世界記録」への挑戦は、参加者らがヴィクトル・ユーゴーの傑作、『レ・ミゼラブル』より、「奇妙な旅人」という部分を、司会者の掛け声とともに、声に出して読みながら、記録への挑戦を行った。
記録挑戦の後、参加者の中には持ち込んだ本を、それらを必要とする学校や図書館へ贈ろうと、出口のところで県関係者に寄付するものもいた。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:22473 )