平和民主党系無所属候補は「無所属」か?―他の無所属候補から異論
2011年05月13日付 Milliyet 紙

CNNトルコでアイシェヌル・アルスランが司会を務める「メディア・マハッレスィ」という番組に、30年間新聞記者を務め、18年間テレビで活躍し、そしてこの二回の総選挙でアンカラ選出の無所属国会議員候補となったフルキ・ジェビズオールが登場した。


ジェビズオールが、平和民主党(BDP)の支援をうけている「無所属」候補に関して発言した内容が、政界に二度目の波紋を引き起こそうとしている。Gazeteciler.comの記事によると、番組の性格上、「メディア・マハッレスィ」で、今までの総選挙で候補者となった新聞記者たちをゲストに迎えたアイシェヌル・アルスランであるが、彼女の質問に答えたジェビズオールは、自身のような「無所属」の候補者の定義に関し、衝撃的な発言を行った。

■無所属候補は本当に「無所属」なのか?

ジェビズオールは、選挙での最低得票数をクリアするために「無所属」議員候補となっているBDP系の候補者らに関し、驚愕の主張を行った。ジェビズオールによれば、BDP系の「無所属」候補者らは違法な候補者であるという。

ベテランのキャスターでもあるジェビズオールは、この発言を以下のように語った。「BDP系の候補者は、違法議員候補者であります。何故なら、彼らを「無所属」候補として擁立しているのは、BDP施行部なのですから。最高裁判所には政党審議会があります。(無所属立候補者は)そこへ出向いて、党員抹消されていることを登録する必要があります。私はインターネットのサイトで、これらの候補者がまだBDP党員であることを確認しました」

■最高裁判所によると、無所属議員候補者らは、まだ党員である

アイシェヌル・アルスランは、これらの驚くべき見解を、分かりやすくまとめて、「しかし、インターネットのサイトに名前があるということは、公式なものなのでしょうか?」と尋ねると、ジェビズオールは以下のように答えた。
「私も、その点については同じように感じたため、最高裁判所に文書で問いただしました。最高裁判所は、そうです、これらの候補者は党員ですとの回答を寄せました。私が、たとえ一国民として問いただしても、これらの候補者の立候補を阻止することができたでしょう。しかし、民主主義的な競争において、こうしたことをするのは私の信念に反することでした。『新世紀』の中の私のコラムでも書きましたが、誰か一人が訴えれば、彼らの立候補は無効にされるのです。形式主義と捉えられるかもしれませんが、こうした中での形式主義は重要なのです」

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:22483 )