レイラ・ザナ氏、「首相よ、クルド人のあなたへの信頼は尽きた」
2011年05月01日付 Radikal 紙


ディヤルバクル県スィルヴァン郡で、政治的・軍事的攻撃の阻止を目的に開かれた政治集会において、平和民主党(BDP)が支援する無所属の国会議員候補レイラ・ザナは、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相を批判した。

ザナ氏は、「クルド人があなたに与えた信頼は尽きた」と叫んだ。ザナ氏は「破壊行為をやめなさい。望み次第であなたは歴史に名を金の文字で書かせることも、他の人々のように腐って消えることもできます。全てはあなたの手中にあります。戦車、警官を後退させなさい。クルド人たちは私の責任で石を投げつける事もできるのです。ナイフは骨にまで達しています。あなたもあなたの政党も、ここにいる民衆よりも偉大ではないのです」と言った。

BDPが支援するディヤルバクル国会議員候補レイラ・ザナ氏、スィルヴァン市長、そして数人の政党幹部はスィルヴァン郡のヨルラルアラスという地点で車列で出迎えられ、メスジト地区にあるアジズオール広場にやって来た。

そこで数千の党員たちによって拍手や喝采で歓迎されたザナ氏は、エルドアン首相を攻撃した。母語での教育、10%の選挙得票制限の廃止、政治犯達の釈放、政治的軍・事的攻撃の停止を求める横断幕が用意され、掲げられた集会で、ザナ氏の発言はしばしば拍手や喝采、スローガンを叫ぶ声によってかき消された。「すでにナイフは骨に達しています」とザナ氏はエルドアン首相に呼びかけ、「あなたもあなたの政党も、ここにいる民衆よりも偉大ではないのです。クルド人があなたに与えた信頼は尽きたのです。この国には多くの暗部が存在しています。それらは問題は、解決を望まれていないのです。デリラの精神、シヤルの声、そしてマズルームの抵抗をあなたに示し、メーデーである5月1日を祝います」と言った。

靴を脱いでから話し始めたザナ氏は、「私は20年を経て、再び皆さんの前に出てきました。どうして私は靴を脱いだのでしょうか。この力は農民の、女性たちの、労働者の力だからです。20年前どうであったとしても、20年後も同じように私は信じています。私は眠りにつくたび山にいる(PKKの)若者達を思い浮かべます。自分が過去に行ったことを後悔しているでしょうか。いいえ。この闘争は、名誉ある闘争だからです。自由のために進む民衆は、来世でも現世でも、名誉あるものなのです」と語った。

軍と警察を非難するザナ氏はこのように続けた。「警察も軍も独裁者です。この国では誰がトップに来たとしても、『私はこの国の支配者だ』と言います。私は首相に言いたい、『今日までトップに立った人々は皆、(この地方を)焼き、破壊しました。あなたには破壊者にならないでもらいたい。望み次第であなたは歴史に金の文字で名を刻み、望み次第で他の人々と同様に腐敗して消えるのです、全てはあなたの手中にあります。戦車、警官を後退させなさい。クルド人たちは私の責任で石を投げることもできるのです。あなたもあなたの政党もここにいる民衆よりも偉大ではないのです。この民族は、もはや「牢獄の扉があき、山にいる(PKKの)若者達が山をおり、そして民衆のために政策が行われるように」と望んでいるのです。ナイフは骨に達しています。クルド人があなたに与えた信頼は尽きました。この国には暗部があり、それらは解決を望まれておらず、恐れられています。しかし、この問題が解消されない限りこの恐怖はますます大きくなるでしょう。AKPにいるクルド人たち(与党にいるクルド系議員たち)に呼びかけます。あなた方は、人々の側に立つべきです。』」

演説のあとでディヤルバクル通りへ向かって行進を始めた集団は、その日クルド人の若者がイランで処刑されたという報道を受けて、道で通りがかったイランのバスに投石した。レイラ・ザナ氏は投石する集団を止めて、「今日は石を投げる日ではありません。もしも誰かが私に石を投げたら、そのときこそ、あなた方も石を投げなさい」と言い、投石する集団を抑制した。

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( 翻訳者:門野淑香 )
( 記事ID:22501 )