MHP党首のギュレン氏に対する発言に抗議して党支部離党
2011年05月15日付 Zaman 紙

マルディンのミドヤト郡民族主義者行動党(MHP党)ソウトル町支部は、デヴレト・バフチェリ党首が最近行った発言に反感を示し、MHPを離党することを明らかにした。同支部は、公正発展党(AKP)に加わると述べられた。

MHPのアブドゥラズィム・アルアン町長は「全世界の国々で奉仕を行っているファトフッラー・ギュレン師に対し侮辱をするような言葉を使うことは、私を、そして町の(MHP)支部を悲しませ、我々はこの発言を残念に感じた。我々はMHPを離れ、組織的にギュレン師を支持する現在の政権与党、AKPに加わる。アッラーよ、私たちに正しい道をお示しください」と語った。その後MHPの看板は取り外された。
ソウトル町にある政党のビルの前で行われた会見で語ったMHPのアブドゥラズィム・アルアン町長は、「私は長年政治をやってきた。ナショナリズムの精神が絶えず私を駆り立てている。2007年の総選挙の際に正式にMHPに参加し、ソウトル町にMHP党支部を設立した。総選挙の後に行われた地方選挙では、自らMHPが擁立する町長候補となり、742の投票を得た。そしてその後も政治活動を続けてきた。」

■バフチェリ党首のギュレン氏に対する発言に町が反発

MHPの国民投票での姿勢にも反発を示すアルアン町長は、次のように続けた:「私はナショナリズムの精神に基づき務めを全うすることを望んでいたが、国民投票から2011年の総選挙までのプロセスで、我々が望みをかけた組織は間違った方向に歩んでいることが分かった。しかし一番つらいのは、トルコの誰からも受け入れられないようなことを、つまり、長年にわたりトルコや世界のあらゆる苦しみや悲しみに耐え、献身的な活動に一切の妥協をゆるさず、確実に前進し、全世界の国々で奉仕を行ってきたフェトフッラー・ギュレン師を侮辱するような言葉を(バフチェリ党首が)使ったことである。この発言は、私と町支部を悲しませ、我々はこの発言を残念に感じた。だから我々は、MHPを離れ、組織的にギュレン師を支持している現在の政権与党、AKPに加わる。アッラーよ、私たちに正しい道をお示しください。」
町支部のメンバーは、その後MHPの看板を取り外した。

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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:22504 )