PKKの指示に従ったCHPディヤルバクル支部の対応、党本部も容認
2011年05月17日付 Zaman 紙

共和人民党(CHP)執行部は、テロ組織であるクルド労働者党(PKK)が殺害されたテロリスト12名を悼み喪に服す宣言を行ったのに準じて、同党の選挙事務所も休業したことに賛意を示した。

党本部の入り口で記者らの問い掛けに答えたセズギン・タンルクルCHP副党首は、目的はPKKの支持ではなく、安全を危ぶみ休業したのだと主張した。「ディヤルバクルの至る所、本当に至る所が、交番まで休業しており、銀行も全て休業していました」と述べた。同氏はCHPは死を遺憾に思っているとして、同党が選挙事務所休業に支持したのを批判した者らを「道徳に反する行為」だとして、「公正発展党(AKP)は、まず自らの選挙事務所の安全を確保すべきです。これについてCHPを非難するのは道徳に反する行為です」と非難した。

シュヘイル・バトゥム副党首も同様の質問を受けた。ディヤルバクルの至る所が休業する中、選挙事務所のみ開業することは理に適わないと口にした同氏は、「CHPはPKKに対し哀悼の意を示すことはありません」と述べた。ギレスンで記者らの問い掛けに答えたギュルセル・テキンCHP副党首は、ディヤルバクルの選挙事務所が、保安上の理由で休業したのだと主張した。同氏は、「もしディヤルバクルで国家が自らの安全を確保できないとするなら、政党の選挙事務所の安全を確保できるでしょうか?」と疑問を呈した。同党のディヤルバクル県支部執行部は、休業理由に関し、「ディヤルバクル住民らが休業を決定したことに敬意を表しつつ、彼らがいかなる意味を込めて休業を決定したのであれ、我々も彼らの決定を尊重して休業に至ったのです」という発表を行った。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:22541 )