ヨルダンでパレスチナ侵略63周年のデモ行進
2011年05月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヨルダンでパレスチナ侵略63周年のデモ行進

2011年05月13日『クドゥス・アラビー』

【アンマン:UPI】

ヨルダン国民は金曜日[12日] 、パレスチナ侵略から63周年を想起するデモ行進を行った。デモ行進には、各政党や労働組合、政治・社会勢力の呼びかけにより数千人が参加した。

首都のアンマンでは金曜礼拝の後、中心部にあるアル=フサイン・モスク前から数百人がデモ行進を行い、多数の治安部隊が展開する中、ラアス・アル=アイン地区のアマーナ広場に到着した。

参加者らは、ヨルダン人とパレスチナ人の結束や1994年に締結されたヨルダン・イスラエル和平合意の破棄を叫んだ。また、在アンマン・イスラエル大使館の閉鎖を求めつつ、(パレスチナへの)帰還権や代替国家の拒否を強調し、ヨルダンとパレスチナの旗を掲げた。

諸野党の調整委員会は、デモがヨルダン人のパレスチナ人に対する支援や支持の表明であり、祖国や居住地への帰還権、及び祖国の地にエルサレムを首都とするパレスチナ独立国家を樹立する権利を始めとする正当な民族的権利のための公正な闘いであることを強調した。

ヨルダン各地では金曜礼拝の後、バス数百台がイスラエルとの国境付近にある南シューナ地区のアル=カラーマ村に向けて出発した。バスには多数のヨルダン人が乗っており、彼らはアル=カラーマ村でデモ行進や帰還祭といったパレスチナ侵略を想起する行事を行う予定である。

これに先立ちイスラーム運動は、「国民はパレスチナ解放を望んでいる」というスローガンのもとでデモ行進の組織を呼びかけ、このデモには約150の政党組織や青年団体、労働組合、市民組織が参加すると明らかにしていた。

一方、アル=カラーマ村に続く道では、治安部隊が多数展開しており、行事への参加者を乗せたバスや車に対して厳しい取調べが行われている。

(後略)

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( 翻訳者:神田春奈 )
( 記事ID:22546 )