カイロのアインシャムス地区の住民、「教会にNO」のプラカードを掲げてコプト教徒を妨害
2011年05月22日付 Al-Ahram 紙


■アインシャムス住民、「教会にNO」とのプラカードを掲げる

2011年5月22日『アル=アハラーム』

【カイロ:アシュラフ・サーディク】

昨日(21日)、何十人もの市民がアインシャムスの聖母マリア教会を取り囲み、「教会にNO」というプラカードを掲げて、コプト教徒が教会に入ることを拒否した。

本紙の独占取材に対し、同教会の司祭であるマルコス・バルキー神父は、今までのところ教会ではいかなるミサも行われていないと話しており、その地区に居住するコプト教徒たちは教会の内外に近寄らないようにしているにもかかわらず、地域住民が教会の周りに集結して、教会の中に誰も入れさせないのだという。

その地域住民達はまた、様々なメディアを妨害して、自分たちの姿が撮影されるのを拒んでいた。その後、昨晩になって、[住民側の]一族の代表者たちと複数の治安責任者および教会が、慣習法に則った会合を開き、事態を終息させ、教会再開に向けた軍評議会や内務省、内閣の決定を履行する方法について協議した。

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( 翻訳者:石塚慎平 )
( 記事ID:22601 )