公正発展党(AKP)青年部が今日(22日)ゲブゼにて開催し、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相も参加した青年祝賀会のため、郡や祝賀会が開催されたゲブゼ市立スタジアムでは広範囲にわたる警戒態勢がしかれた。(スタジアムの)入口では子どもたちでさえも身体検査が行われ、警官は立ち入り禁止区域に入った者に対しても厳しい態度をとった。
ゲブゼ市立スタジアムは正午から満席となった。イスタンブルを始めとして、少なくともそれぞれ異なる10県から訪れた多くのバスも注目を集めたゲブゼでは、多くの道路が封鎖された。そしてスタジアムの近くを通りすぎる不審な車両は1台ずつ点検された。この間に道を封鎖する障壁を下からくぐって通ろうとした身元不明のある人物は、すぐに地面に組み伏せられるかたちで7,8名の私服警官らに取り押さえられた。
スタジアムには少なく見積もって3万人が入場したが、それでも多くの人々が(スタジアムの中に入れずに)外に残っていた。会場にはアラブ諸国を始めとしてヨーロッパの国々からも100人程の外国人参加者たちがおり、注目を集めていた。
この祝賀会には、アブドゥルキャーディル・アクスAKP副党首やオメル・ディンチェル労働・社会保障相、ニハト・エルギュン産業・通商相も参加した。
ゲブゼスタジアムでの祝賀会に参加したAKP本部の青年部理事局から招待された、様々な国からやって来た政党の代表者や市民団体組織の代表者たちは好意的な雰囲気であった。外国人の招待客たちは、エルドアン首相の挨拶を同時通訳機械を使って聞いた。
エルドアン首相は祝賀会を訪れると、まずスタジアム内に設置されたプラットフォームを歩いて周り、場内の市民に挨拶した。挨拶後も同じプラットフォームを歩きながら、市民たちにカーネーションを配った。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は祝賀会での挨拶前に、ウール・ウスラク氏のコンサートをしばらく鑑賞した。ウスラク氏はコンサートを終えると、エルドアン首相の傍へ行きしばらくの間会話を交わした。
首相の護衛たちも子どもたちにおもちゃのプレゼントを渡した。
周辺で厳重な警戒態勢のしかれたスタジアム内で、「われわれの愛は地位や立場のためではない、われわれの愛は国や市民のためにあるのだ」というプラカードや、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が、民族主義者行動党(MHP)、公正発展党(CHP)、平和民主党(BDP)の代表者らが守るゴールへペナルティーキックをしている様子を描いた風刺画などが注目を集めた。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:22611 )