テヘラン検事長、酸ふりかけ犯へのキサース刑判決の執行延期の理由について回答
2011年05月19日付 Jam-e Jam 紙
「酸ふりかけ犯にキサース刑を執行するための必要条件がそろっていなかった」
ジャアファリー=ドウラトアーバーディー検事長は、酸ふりかけ犯に対するキサース刑判決の執行が延期された理由について、「刑の延期が発表されるや否や、海外メディアはアーマネ(被害者)が海外メディアとのインタビューに応じたことがその理由だなどとはやし立てたが、実際には今回の刑を執行するには、特別な医療器具を整える必要があるのだ」と語った。
同氏はその上で、「キサース刑は〔被害者が受けた被害の程度と量刑が〕同等でなくてはならず、一人の人間を失明させることが求められている以上、判決の執行方法が重要だ、という点に注意しなければならない。この判決の執行は、一人の人間を投獄するのとは、わけが違う。もちろん判決執行前の準備が不足していたというのではなく、むしろこの判決の執行が決まった日から、受刑者に過度の危害を加える恐れが生じていた、ということだ。判決の執行が中止となり、別の時期に延期されたのは、こうした理由からだ」と釈明した。
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( 翻訳者:山洞梨花 )
( 記事ID:22650 )