エジプト:宗教対立で放火されたカイロ・インバーバ地区の教会補修、土曜日に完了へ
2011年05月30日付 Al-Ahram 紙

■来週土曜にインバーバ地区の聖処女教会の補修が完了

2011年05月30日『アル=アハラーム』

【ムハムマド・ガマール・アブーザイド】

来週土曜にインバーバ地区にある聖処女教会の、火災によって傷んだ部分の補修と改修が完了する。損傷の原因となったのは、同地区で今月5月8日に起きた宗教対立だった。

 そこでギザ県は、修復や移転、リノベーション、建設のための費用全額を負担したのに加えて、死亡者の遺族にはそれぞれ5000エジプトポンド、負傷者には1000~2000エジプトポンドの補償金を支払った。

 ギザ県のアリー・アブドゥッラフマーン知事は、このような残念な事件が二度と繰り返されないことを望むと述べ、さらに、宗教対立を未然に防ぐべく、県は努力を惜しまないと語った。

また知事は、国民の団結維持や、祖国発展のために足並みをそろえること、国民の分裂を狙った噂に流されない事の必要性を訴え、こうした事件が一つのエジプト人民の絆に影響を与えることはないと明言した。

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( 翻訳者:風間満 )
( 記事ID:22708 )