国会議長「女性が活動できる健全な空間をつくるためには、健全でイスラーム的な社会が必要」
大統領は科学や研究、その他さまざまな分野で国の名誉を高めた選ばれし女性50名に、「聡明なる女性」会議のトロフィーと記念碑を贈呈し、彼女たちを讃えた。
IRNAの報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はこの式典で、〔預言者の娘で初代イマーム・アリーの妻である〕ファーテメ閣下を讃えた上で、〔‥‥〕経済や文化、社会など様々な分野で、イランの建設に邁進する必要があると強調して、次のように述べた。「我々は正義や自由、愛にあふれた社会に向けて、急ぎ進んでいく必要がある。こうした社会では、イラン国民一人ひとりが輝き、成長し、立派な仕事を果たす機会が与えられねばならない」。
大統領はさらに、「こうした理想を手に入れる途上では、勇敢さと学識を兼ね備え、また勇敢な子を育てる存在としての愛すべきイランの女性が、第一の役割と責任を負うのである」と続けた。
アフマディーネジャード大統領はその上で、「神の恩恵によって、抑圧者・人類の敵どもは今や斜陽の時代を迎えている。〔敵による〕高慢とプロパガンダに満ちた喧騒の裏では、今も真理が脈々と息づいている。すなわち、《抑圧者たちの枢軸》〔※「悪の枢軸」を逆手にとった表現〕も神のスンナ(法則)によって支配されている、いつか善良なる者たちが権力を手に入れるだろう、という真理である。未来はあなた方のものである。〔明るい未来に向けて〕準備せよ」と明言した。
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アリー・ラーリージャーニー国会議長も、国会に勤める女性職員たちを讃える式典の中で、現在の世界では「近代主義」と「部族主義」の二つによって、女性の能力が抑圧されていると指摘したうえで、「これら二つ〔が世界を覆った〕結果、女性は公正な空間の中で息をすることができなくなってしまった」と述べた。
同氏はその上で、「政治、経済、社会、文化、学術などあらゆる分野に、女性は冷厳さと純潔を保って参加すべきであり、彼女たちの個性が侵害されてはならない、というのがイラン・イスラーム共和国の道なのである」と言明した。
ラーリージャーニー氏はまた、女性が社会に参画し、活躍するための健全な空間を作るためには、健全でイスラーム的な社会の構築が必要であると強調し、「私は、〔ヘジャーブをかぶろうとしない、未婚の男女が自由に交際するなど〕西洋の社会的振る舞いを模倣しようとしている人たちが国内に一部にいることを、残念に思っている」と語った。
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( 翻訳者:岡本詩織 )
( 記事ID:22724 )