クウェートの上訴裁判所、イランの諜報問題で拷問疑惑に関する調査を開始
2011年06月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■クウェートの上訴裁判所、イランを利する諜報活動に関する問題で拷問が行われたとする主張についての調査を開始

2011年6月6日付『クドゥス・アラビー』

【クウェート:AFP】

クウェートの上訴裁判所は、月曜にあたる昨日、イランを利する諜報行為で有罪判決を受けた諜報細胞の要員が刑務所で拷問を受けたと訴えている件に関して、確認のため、調査を開始するよう命令した。
裁判所長のアンワル・アル=アンズィー氏は検事に対し、これらの有罪判決を受けた者たちが取り調べ中に実際に拷問されたかどうかを確かめるために、法医学の専門家3名を委任するよう求めた。
裁判長は、次回の公判を9月18日に指定した。

クウェートの第一審裁判所は今年の3月、イランを利する諜報網に所属した容疑で2010年の5月に逮捕されたイラン人2名とクウェート人1名に死刑判決を下した。同じ案件でシリア人1名とビドゥーン(無国籍者)1名が終身刑を言い渡された一方、同裁判所はイラン人の男女2名の容疑を無罪とした。
イランは、この疑惑の諜報網とのいかなる関係をも否定している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:亜森ディナ )
( 記事ID:22801 )