レイラ・ザナ候補、「選挙後に政府はオジャランを釈放する」
2011年06月07日付 Radikal 紙


平和民主党(BDP)がディヤルバクルにて支持している無所属議員候補のレイラ・ザナ氏は、選挙後に政府がテロリストのアブドゥッラー・オジャランを解放することになると主張した。

選挙区のディヤルバクルで選挙活動をしているザナ氏は、ビスミル郡長で平和民主党系のジェミレ・エミノール氏と共に終日28ヶ所の村を訪れた。村を訪問した際、子供たちの顔に黄、赤、緑色で「アポ(オジャラン)とPKK(クルド労働者党)」の文字が書かれているのを目にする一方、ザナ氏は、勝利のVサインをした村の女性や男性たちに好意的に迎えられた。村民との対話でオジャランはクルド人を組織化し、「大きな家族」を創ったと主張し、この家族を「オジャランの家族」と呼んだ。

「今年は、クルド人が自らを統治する権利を手に入れる年だ」と言ったザナ氏は次のように続けた。
「抵抗の村よ、あなた方に敬意を表する。この住民の団結が尊敬するオジャラン氏をあなた方のもとに取り戻すことになるのです。これは色(クルドのシンボル色、黄、赤、緑)のある選挙だ。クルディスタンをシンボルカラーでいっぱいにする選挙だ。2千万人のクルド人は、アイデンティティや言語を、民主主義的自治と法的地位を獲得することを望んでいる。2011年はクルド人自身が自らを統治する年である。この人々の願いに対し、選挙の後、政府は最初の一歩として投獄されている同胞を解放しなければならないのである」

自由を求めた闘いで命を失った者のお陰で、クルド人がついに社会的地位を望むようになったと語り、対話中に度々「指導者アポ、万歳」のスローガンを発したザナ氏は、「選挙後に政府は彼をあなた方のもとに返してくれるはずだ」と返答した。

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( 翻訳者:藤永巌広 )
( 記事ID:22803 )