パレスチナ解放機構(PLO):シリアのヤルムーク・キャンプでの会葬者銃撃を批判
2011年06月08日付 al-Hayat 紙

■PLOはヤルムーク・キャンプでの会葬者銃撃を批判

2011年06月08日『アル=ハヤート』

【ラーマッラー、ダマスカス、カイロ:本紙、AFP】

PLO(パレスチナ解放機構)は昨日、PFLP-GC(パレスチナ解放人民戦線・総司令部派)に属する武装集団が一昨日、シリア国内のヤルムーク・キャンプで会葬者に銃撃したことを批判した。イスラエルの占領下にあるシリア領ゴラン高原の眼前でのイスラエル軍による発砲で日曜(5日)に殉教した9名のパレスチナ人の埋葬が執り行われている最中の砲撃であった。PLOはこの件に関して調査を進めると述べた。

AFPはパレスチナ人4名が殺害され、うち2名はPFLP-GCのメンバーであると伝えた。

(中略)

またAFPは「発砲時に私たちは墓地にいた」と話す目撃者の証言を伝えた。この目撃者はデモ参加者がシリアやダマスカスに本部を構えるパレスチナ諸派の指導部に反対するシュプレヒコールを唱え、特にアフマド・ジブリールPFLP-GC書記長とマーヒル・ターヒル同駐ダマスカス代表の2人に非難が集中した、と付言した。

キャンプの住民の一人は以下のように述べている。「月曜、PFLP-GCに属する武装集団が、ヤルムーク・キャンプの若者からなるパレスチナのデモ参加者に実弾を放った。彼らはキャンプのナクサの44周年記念の時にゴラン高原で殺害された殉教者の葬儀参列中だった。武装集団の発砲で2人が死亡した」。

PFLP-GCは声明において、ナーシル・ムバーラク同中央委員会のメンバーとハーリド・アッ=ラヤーン運営責任者の2人のメンバーが殺害されたと発表した。またPFLP-GCは声明において、「レジスタンス(対イスラエル解放闘争)に敵対する政治・安全保障に関わる忠誠心に突き動かされた疑わしき集団が…民衆の帰還の行進の意義を貶め、パレスチナの指導者への攻撃を扇動した」と非難した。

(後略)

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( 翻訳者:角田幸穂・高橋真里江 )
( 記事ID:22808 )