エルドアン首相、オジャランの「釈放」問題に明確に解答
2011年06月09日付 Yeni Safak 紙
タイイプ・エルドアン首相はテロ組織首謀者であるアブドゥッラー・オジャランはイマラル刑務所で服役を続けると述べた。エルドアン首相は、「テロリストの首謀者を刑務所から出所させてEタイプの刑務所に入れることを要求する人々がいるようだ。この計画には、民族主義者行動党党員も共和人民党員も加わっている」と述べた。
タイイプ・エルドアン首相は、テロ組織の首謀者であるオジャランが「(エルドアン首相は)クルド人に戦争をしかけた」と主張したとされることに対し、厳しい態度で返答した。
エルドアン首相は「そもそも、クルド人と戦争するという発言は非常に低級であり、非常に低俗な証拠である」と述べた。
いくつかのラジオと地方テレビの共同放送番組に参加したエルドアン首相は、テロ首謀者のアブドゥッラー・オジャランが、首相の最近行った発言を「クルド人に対する戦争」だと述べたとされる件に反論した。エルドアン首相は、次のように述べた。
「PKKは私のクルド人の兄弟たちの代表者ではない。そもそもクルド人と戦争をするという発言は低級であり、非常に低俗な証拠だ。私の党の創立以来、私たちは、トルコでは、クルド人とトルコ人、ラズ人、チェルケス人、グルジア人、アバザ人、ロマの人々、アラブ人が一つの兄弟であると言ってきた。クルド人は私の兄弟である。
平和民主党はクルド人の代表者ではない。平和民主党は誰の代表者なのか、わかったものではない。オジャランは、クルド人の代表者として発言するという方法で利益を得ようとしている。
平和民主党が私のクルドの兄弟たちに今日までなにを与えてきたのか、搾取してきただけではないか。ただ搾取政策をしてきただけだ。私がこの発言を、「戦争」だと宣伝しようとしている。
今日まで、クルド人の私の兄弟たちに対し共和国の歴史で与えられなかった恩恵を、我々公正発展党は与党として与えてきた」と話した。
かつてトルコには「拒絶の政治」があったというエルドアン首相は、「クルド人のことを、そのクルドという言葉を口にせず、クルド人といえない政治家たちがいた。クルチュダオール氏もバフチェリ氏も、さらに以前の人物達も、クルド人と言わなかった。これを最初に、口にしたのは誰か?私たちだ。公正発展党を作り上げ、問題に取り組んだ。公正発展党は、こうして南東アナトリアにおいてさえ、大きな勢力になったのだ」と述べた。
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( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:22858 )