エジプト航空に対して基金から5500万ポンドの援助
2011年06月12日付 Al-Ahram 紙
■航空サービス基金がエジプト航空に5500万エジプト・ポンドの援助
【アフマド・マスウード、ライラ・アブドゥルハミード】
イブラーヒム・マナーア民間航空相は、エジプト航空を始めとする同省に帰属するすべての航空会社に対して、航空サービス基金が援助を提供すると確認した。エジプト航空は、現段階で5500万エジプト・ポンドの援助を受けている。また、同相は、基金がエジプトの監督当局による監視下にあり、航空大臣直属の組織であり、いかなる誤魔化しもなく、同基金からの支出あるいは収入はすべて、最近話題になっている同基金の経営理事会に提示されるということを明らかにした。
マナーア大臣は、基金におけるいかなる行き過ぎた行為の存在も否定し、基金を通じて行われるすべての活動が国の監視下にあるため、いかなる個人あるいは責任者であれ、1ミッリーム(1000分の1ポンド、現在エジプトでは使用されていない通貨単位)たりとも基金から着服することはできず、そうでなかったら同相自身が尋問に付されるであろうと述べた。加えて、同基金の任務の一つは、収入と活動度の低下をもたらし、同国の各部門に大損害を引き起こした1月25日革命以降、エジプトが直面しているこの苦境において、諸企業の収支バランスの赤字を補填することであると述べた。
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( 翻訳者:石塚慎平 )
( 記事ID:22861 )