大躍進の平和民主党、21年半服役・現終身刑求刑中のアクタシュ氏も議会へ
2011年06月13日付 Radikal 紙


平和民主党(BDP)が支持した無所属候補のうちヴァン県から国会議員に選出されたケマル・アクタシュ氏は、KCK(クルディスタン社会連合)訴訟で終身刑が求刑されており、2年間拘留された状態で裁判が続いている。彼は、それ以前に21年半服役していた。

BDPが支持した無所属の国会議員候補のうちもっとも注目を浴びた人物の一人は、ヴァン県から選出されたケマル・アクタシュ氏であった。現在、KCK裁判で終身刑が求刑されており、拘留されながら裁判を受けているアクタシュ氏は、ヴァン県から65,335票で国会議員に選出され、国会入りする権利を手にした。アクタシュ氏は1958年、シャンルウルファ県スルチュ郡に生まれ、1980年に逮捕された。

PKK(クルディスタン労働者党)裁判で死刑判決をうけたアクタシュ氏は、ディヤルバクル、エスキシェヒル、アイドゥン、コンヤの刑務所で併せて21年半服役した。(減刑により)2001年に刑期をおえたケマル・アクタシュ氏は刑務所から出所した。民主人民党(DEHAP)と民主市民党(DTP)で様々な要職に就いたケマル・アクタシュ氏は 2009年4月14日にKCK捜査の一環で逮捕された。ケマル・アクタシュ氏は、KCK裁判で組織運営に加担したとして裁判にかけられ、終身刑を求刑され裁判が続いている。

■KCK裁判で逮捕された6人の被告が国会議員となった

工業高校を卒業したケマル・アクタシュ氏に加え、BDPが6月12日の選挙で無所属(候補)として支持し、現在も刑務所に収監されている5人のKCK裁判の被告も国会議員に選ばれた。KCKに関するディヤルバクルでの裁判のため収監されているメフメト・ハティプ・ディジュレ氏は77,037票でディヤルバクル県から、セルマ・ウルマク氏は46,275票でシュルナク県から、イブラヒム・アイハン氏は75,058票でシャンルウルファ県から、KCKマルディン裁判により(収監中の)ギュルセル・ユルドルム氏は 53,891票でマルディン県から、ファイサル・サルユルドゥズ氏も39,351票でシュルナク県から、国会議員に選出された。このように、KCK裁判で収監され裁判中であったが、BDPが無所属候補として推薦した6人が国会議員に選出された。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:22875 )