CHP、選挙期間中に贈ったクーラーを取り返す
2011年06月13日付 Zaman 紙

共和人民党(CHP)シャンルウルファ県組織は、選挙活動の一環としてジェイランプナル郡エヴレンパシャ村を訪れ、村の寄合所にクーラーを寄贈した。しかしこの村での得票結果は期待に沿うものではなく、CHPは村へ贈ったクーラーを今日取り返した。

シャンルウルファで起きた興味深い出来事は、聞いた者を驚かせた。選挙前に選挙活動の一環として、シャンルウルファ県ジェイランプナル郡に属しアフガン系遊牧民が住みついたエヴレンパシャ村を訪れたCHP後援組織は、村の寄合所で村民たちにCHPへの投票を求めた。同組織の役員らは、寄合所は非常に暑いと言いはじめクーラーを贈ることを提案した。彼らはすぐさま約束を実現させ、翌日には村にクーラーを届けた。しかし選挙結果に当惑させられたCHP党員らは今日、村のイマームと指導者らに電話をかけ、クーラーを取り上げさせると伝えた。これに対し村人は「こんなことをするなんて、皆に言いふらしますよ。道徳的ではない行為をしたと伝えます」と言った。するとCHP関係者は、「誰にでも言いたければ言えばいい。なぜ我々に投票しなかったのだ」と言い、贈ったクーラーを取り返した。エヴレンパシャ村の有権者は930人で投票箱は4つ、CHPが獲得した票はたったの6票であったことが明らかになっている。

■村長が警告したが、贈られた。

セフェル・ムハッメト・エルデム村長は、選挙活動期間中に議員候補者とCHP党員らに警告を行なったと述べた。村長は、票のために贈り物をするというなら受け付けないと自身が明言したところ、CHP党員らは票のためではなく神のため(見返りを求めず)寄贈するのだと言っていたと語った。さらにエルデム村長は次のように述べた。

「選挙前にCHPの候補者たちが村を訪れました。私は40~50人の村民を寄合所に集め、面会させました。候補者は、寄合所はとても暑いと言い始めました。そして寄合所のためにクーラーをくれると約束しました。私は『議員さん方、票のために贈り物をするのならやめて下さい。私は保証できませんから。票はたくさん入るかもしれないし、全く入らないこともありえます』と言いましたが、彼らは『いや、私たちの真心であって、票のために贈るのではありません。神のため(見返りを求めず)プレゼントします』と言って村を去りました。後日クーラーが届きましたが、まだ取り付けもすましていませんでした。選挙結果が発表され、この村からCHPに入った票は6票でした。彼らは私に電話でクーラーを取り戻すと言ってきました。あまりしつこいので、私もクーラーをお返ししました。」

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:22879 )