アズハル総長タイイブが英大使と会談:イスラームの国家は正義と平等に依拠する文明的な国家
2011年06月14日付 Al-Ahram 紙
■アズハル総長タイイブがイギリス大使と会談:イスラームの国家は正義と平等に依拠する文明的な国家
2011年6月14日(『アル=アハラーム』)
アズハルの総長であり、大イマームのアフマド・タイイブ博士は次のように強調した。イスラームは村落的な国家など知らず、イスラームの国家とは文明的であり、またイスラームにおける民主主義とは自由と正義と平等に依拠するのであると。
これは博士が昨日、新しいイギリス大使のジェイムズ・ワット氏と会見した際に行われたものだ。博士はさまざまな宗教の間で、また異なる文明や信条を持つ者の間で対話を行うことこそ、人類の融和と相互理解を実現し、暴力と嫌悪の波を排除する唯一の方法であると述べた。
一方イギリス大使は、高貴なるアズハルが、中道の思想を広め、正しいイスラームを伝え、諸宗教間の相互理解および人類の共生を実現するにあたって世界的な役割を果たしていると賞賛した。
またアズハル総長の外交問題顧問であるマフムード・アブドゥルガワード氏は、大イマーム(のタイイブ博士)がアズハル大学および付属の学校で学ぶイギリス人の学生のためにこれまで以上の奨学金を提供することを決定したと述べた。またイギリス政府は、アズハル大学の卒業生のうち(アズハルの)英語教育センターを出た者で、イギリスの大学で修士号あるいは博士号の取得を望む者に提供する奨学金をさらに増やすことに同意したという点についても明らかにした。
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( 翻訳者:八木久美子 )
( 記事ID:22884 )