CHP、選挙結果に内紛気配
2011年06月14日付 Milliyet 紙

(CHP副党首)トプラック氏は、共和人民党(CHP)は内紛をやめ、外に向かって闘いを継続する必要があると述べ、「誰も日和見主義的行動をとる権利などない。我党の成功を見計らって日和見主義的行動をとり、あたかも(選挙に)失敗したかのように見せることが、世論において大いなる反応を得ることになるとは思わない。(CHP党員の)全員がケマル・クルチダルオール氏の行ったパフォーマンスのせめて10分の一でも示していたのであれば、物申す権利はあっただろうに」と述べた。

■党内の「ばか者ども」を一掃する

CHP副党首トプラック氏は、選挙結果に満足していない(CHP)党内の反対派らが党大会(開催)要望を口に出しているような状況の中で、選挙結果について党中央本部詰の新聞記者に対して論評した。

■「国民に影響を与え続ける」

今回の選挙において、CHPの政策に国民は関心を示し、さらに「この党(CHP)は何を語っているのだろうか」と関心を寄せ始めたと述べるトプラック氏は、「しかし、(こうした国民の動きも)ある時点までのことでしょう。まず人々は頭の中で(CHPに対して)評価し、(CHPが)正しいと分かった時に投票するのです。我々はこの選挙で350万票を獲得し、得票率は5%以上伸びました。これは軽視すべきことではありません。この政治は続くでしょう。CHPとして国民に影響を与え続けるでしょう。この選挙では得票数が25%増となりました。今後もこの増加は続くでしょう」と話した。

■「投票箱(選挙)で(得票率)28%は考えていなかった」

党内から聞こえてくる「バイカル氏が辞表したとき、得票率は28%だった」とするコメントにも言及したトプラック氏は、「私は投票箱で28%を獲得することは考えてはいませんでした。1983年以降、獲得された最も重要な票を、今回の選挙で獲得しました。この選挙で得票率が最も伸長した政党はCHPです。AKPでさえ我々の得票率程には伸びませんでした」と述べた。

■他党が行った2007年(選挙)の分析のようなことは、我々は行わなかった

トプラック氏は、目標として得票率30%を自らに課したと述べ、「我々は自分たち自身と戦っています。我々は30%以上というバーを自ら課しました。私が思うに、先見の明がある指導者とはこのことを言うのです。大きな目標を立て、それを目指し続ける。他の党が2007年(選挙)の分析をしたようなことを、我々はやりませんでした」と話した。

■「自分の欠点を顧みずして、他人の欠点をあげつらいながら政治を行う時代は既に終わった」

「椅子に座ったまま政治を行う時代は終わった」と話すトプラック氏は、次のように続けた。
「椅子に座ったまま政治は出来ません。国民のそばに行かなければなりません。考えを国民に説明しなければなりません。さらにもっと(国民のそばに)行くようにしなければなりません。さらにもっと説明がなされなければなりません。我々は投票結果を見て、「(国民が)我々を信頼しています」というメッセージを受け取りました。選挙集会で、我々に寄せられたメッセージはまさにこれでした。我々の組織をさらに強固なものとし、今後もわれらが道を歩み続けていきます。すでにCHPとしてのバーをより高く設定しましたので、皆さんもよく考える必要があります。我々は自分たち自身と闘ってきました。そして自分の欠点を顧みずして、他人の欠点をあげつらいながら政治を行う時代は既に終わったということを示しました。わが党は今回の選挙で成功を収めた政党です。しかし、我々への期待はさらに大きいものであります。我々は、CHPがより高いところへ行けると信じています。今回の選挙で、このためのしっかりとした基礎を築いたと思っています」

■「クルチダルオール党首の10分の一程でも努力していたのなら、物言う権利はあったのだが」

トプラック氏は、共和人民党(CHP)は内紛をやめ、外に向かって闘いを継続する必要があることを強調し、「誰も日和見主義的行動をとる権利などない。我党の成功を見計らって日和見主義的行動をとり、あたかも(選挙に)失敗したかのように見せることが、世論において大いなる反応を得ることになるとは思わない。(CHP党員の)全員がケマル・クルチダルオール氏の行ったパフォーマンスのせめて10分の一でも示していたのであれば、物申す権利はあっただろうに」と述べた。

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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:22890 )