ダウトオール外相ハタイへ、避難民キャンプ訪問
2011年06月15日付 Yeni Safak 紙

アフメト・ダヴトオール外相は、シリアの難民に門戸を閉ざすつもりはないと明らかにし、「受け入れを1万人で打ち切ることはない。しかし非常に大きな流れとなっており、もはや国際問題、地域問題に発展する可能性がある」と述べた。

ダヴトオール外相は、シリアからトルコに逃れてきた人々が暮らすキャンプを視察するため、ハタイを訪問。エセンボア空港でインタビューに応じた際、中東地域の将来に最大限貢献する政策を今後も、今まで通りの基本方針の中で継続していくと明らかにした。
トルコへの避難民の数について問われると、ハタイ到着後により詳細に伝えられるとしながらも、「現時点で8,882人ほど。8,500人を少し超えたくらいだ。シリアに戻る人もいるという。ハタイでより正確な数字が得られるだろう。キャンプの視察と合わせ、現地の管理者らと話をする予定だ」と話した。

トルコが受け入れる難民は1万人までだという見方については、以下のように述べた。
「我々にとってシリア国民は将来や運命を共にする人々である。シリアの兄弟たちにどんな形であれ門戸を閉ざしたり、1万人までと制限するようなことはない。しかし非常に大きな流れとなっており、もはや国際問題、地域問題に発展する可能性もある。そこで我々が目指すのは、難民が増え続けるのを阻止するための手段をすぐに講じることである。つまり改革を進めることだ。治安部隊と市民の衝突を生み出している状況を改善し、一般市民への対応を治安面に特化するのでなく、より平和的なものへ変えていく必要がある。これが実現すれば難民の流れも収まる、また我々も難民をしばらく受け入れたのち、シリアに戻ってもらうこともできる。しかし事態が深刻化すれば難民は増加する。これを避けるために我々は全力を尽くしている。国際団体やシリアの有力者らと協議を行っており、事態の悪化を防ぐ為に最大限の努力をしていく」

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:22923 )