エジプト:高校共通試験において英語の結果が95.4点という過去三位の成績
2011年06月17日付 Al-Ahram 紙


■高校共通試験において英語の結果が95.4点という過去三位の成績

2011年6月17日 『アル=アハラーム』

(エジプト)教育相のアフマド・ガマールッディーン博士は、(大学入学資格に関わる)高校共通試験の(3年生用の)第二期における英語科に関し、無作為抽出したサンプルの成績は95.4点であったことを確認した。なお同科目の昨年の結果は84.5点、一昨年は96.2点である。

高校終了試験の(2年生用の)第一期を受験する生徒は、フランス語であれ、ドイツ語であれ、イタリア語であれ、スペイン語であれ、第二外国語の試験が易しかったことに安堵した。それらはすべての生徒が受験できるのだが、生徒たちは問題に簡単に答えて、試験会場を後にしたのだった。
 
それと同時に、アハラーム紙には、第一期の学生からいくつか不満の声が届いた。それはドイツ語会話の二つの部分にある第三問が難しかったというのと、イタリア語の第7問と第8問に関して問いが明確でなかったという点である。

またアハラーム紙の記者は、教育相が終了試験の責任者であるガマール・アラビーを厳しく批判したという情報を得ているが、それは氏がメディアに対し矛盾する声明を複数出し、生徒や監督責任者の間に混乱を招いたためである。また教育相は採点担当者が持つ問題や成績評価の作業について調査するために評価委員会に出向く必要性について強調した。

さらに採点担当者もアラビー氏およびその側近に対して厳しい批判を向けている。というのは正解例が充分に用意されていないという評価担当者の不満の声を無視してきたからだ。それによると、同じ点数に値する別の答があるというのに、満点を与えるのは特定の答に限定されているという。

ソハーグのムハンマド・ムターウィウ、アッラームによると、第一期の第二外国語の試験では619人が欠席した。受験を希望した17575人のうち、16956人が実際に受験したということである。

ミニヤーのハッジャージュ・フサイニーによると、ミニヤーでの第一期のフランス語の試験では、いくつかアクシデントがあった。そのうち重要なものを挙げると、3人の生徒が解答例を引き裂いたこと、そして携帯電話でカンニングしたケースがある。また女子生徒が一人気を失い、デール・マワース中央病院に運ばれた。

ケナーのオサーマ・ホワーリーによると、ワクフ会場で受験していたアンワル・カマール・タイイブという生徒がフランス語の解答用紙を受け取った1時間後、心神喪失状態になり、解答用の冊子を引き裂き始めた。またファーティマ・ザハラー高校会場では、ある生徒が携帯電話とブルートゥースのイヤフォンを服の間に隠しているのが見つかった。これについては教育省副大臣のハドゥリー・アリー・アフマド氏に報告が行き、氏はすぐにこの2件について調査するよう命令した。

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( 翻訳者:八木久美子 )
( 記事ID:22938 )