アフメト・チュルクの声明:国会登壇の条件
2011年06月19日付 Hurriyet 紙

民主社会会議(DTK)の議長で、マルディン県選出の国会議員であるアフメト・チュルク氏は、国会議員に選ばれた、クルディスタン社会連合トルコ議会(KCK/TM)裁判で刑務所に収監されている6人の仲間の釈放がなされないなら、トルコ大国民議会(TBMM)に登壇しないと話した。

スィイルトでの選挙後祝賀会のときに起きた事件で負傷した党員を訪問するためにこの街を訪問したアフメト・チュルク氏と平和民主党(BDP)副党首のフィリズ・コチャリ氏は、スィイルト県選出で無所属の国会議員であるギュルタン・クシャナク氏、バトゥマン県選出国会議員のアイラ・アカト・アタ氏、新聞記者で作家のヌライ・メルト氏とともにまずバトゥマンに立ち寄り、党支持者と短い対話を交わした。

手始めに口を開いたフィリズ・コチャリ副党首は、選挙活動があらゆる所で厳しいものだったとし、以下のように述べた。

「イズミル、メルスィン、ビンギョルでは厳しい選挙を乗り切った。与党は我々が当選しないように最大限の努力を見せた。しかしクルドの人々は意志を示した。首相は、バルコニー演説で『互いに歩み寄ろう』と言った。今日バトゥマンで我々の8人の仲間が拘束された。これはどんな歩み寄りだ?歩み寄りとはこういうものか?今日まで主張に主張して勝ってきたように、今後も同じようにしよう。我々は、ハティープ・ディジレと他の当選した仲間たちを刑務所から出す。バトゥマンは選挙でうまく試験に通った。有権者は刑務所にいる市長と他の収監者を忘れなかった。これから議会で、我々議員は精力を傾けて、クルド問題の解決も含んだ市民的な憲法の制定の準備をする。我々はディジレと他の当選した仲間たちを刑務所から出す。」

広場にはおよそ5千人が集まり、会合が集会の空気に包まれる中、その後民主社会会議(DTK)議長でマルディン県選出で無所属の国会議員であるアフメト・チュルク氏が話し始めた。

「クルディスタンの親密さにより(迎えてくれた)バトゥマン市民に感謝します」とクルド語で話したチュルク氏は、「クルドの人々は大いに闘って選挙で勝利することに成功した。クルドの人々は常に立ち上がっている。私は人々の前で敬意を持って頭を下げ、祝福する。非常に厳しい試験に通った。自由に向けて闘ったクルド人たちは、ただ我々をトルコ大国民議会に送り込むだけでなく、社会の自由化の前途を切り開いた。選挙前我々には4つの要求があった。我々はこれらの要求を主張し続ける。2011年6月の選挙はクルド人にとって国民投票のようなものだった。クルド人はかつての選挙での要求を今回も繰り返し述べた」と話した。

チュルク氏は、選挙期間中に治安関係者が党の支持者たちに「テロ」を行ったとし、以下のように話した。

「我々は選挙で国と警察のテロに遭った。彼らは我々の成功に耐えられなかったのだ。彼らはスィイルトで我々の仲間を傷つけた。だから我々はそこに「お見舞い」しに行く。もう殺害や投獄でこの問題は解決しない。アブドゥッラー・オジャランが認めたこの機会を大切にしなければならない。停戦期間の延長はチャンスである。クルド人は手をさしのべた。さあ、これを一緒に活かそう。我々は政治を見守っている。刑務所にいる当選した6人の仲間は釈放されなければならない。もし月曜日にこの仲間たちが釈放されないなら、我々はトルコ大国民議会に行かないし、議会を認めない。」

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:22967 )