高等選挙委員会、BDP系ディジュレ候補の当選を無効に
2011年06月21日付 Milliyet 紙

高等選挙委員会トゥラン・カラカヤ委員長は、「テロ組織宣伝」行為を行ったとして服役が決まっているハティプ・ディジェレ氏の当選を満場一致で無効とする決議を発表した。ディジェレ氏は、ディヤルバクルから無所属で国会議員に選出された、KCK(クルディスタン社会連合)訴訟の逮捕者である。

カラカヤ委員長は、今日16時から約7時間にわたって行われた高等選挙委員会の会議後、会見を開き、新聞記者らに本件に関する決議を発表した。

カラカヤ委員長は、会議においてディジュレ候補に関する決定を下したと述べ、憲法第76条において懲役1年以上の刑が確定している人は国会議員になれないとする規定があることに言及した。また、カラカヤ委員長は第2839号国会議員選挙法11項においても同様の法が規定されていると説明し、次のように述べた。

「当該者は、「対テロ対策法第7条」により1年8ヶ月の懲役刑が適用され、国会議員選出の可能性を失いました。ディヤルバクル県の選挙区から無所属候補として国会議員に当選したメフメト・ハティプ・ディジェレ候補へ与えられる国会議員当選証明書が、選出条件の点で完全に違法な状態にあることから、第298号法第130/4条と第2839号国会議員選挙法39/4条の適用によって却下され、ディヤルバクル県選挙委員会による第2839号国会議員選挙法34項と35項の原則に基づいて、候補者リストにある候補を特定し、国会議員当選証明書を作成することが満場一致で決議がなされました。」

カラカヤ委員長は、「これはディズジェ氏の当選が無効になったという意味なのか」という質問に対し、「はい、ディジェレ候補の国会議員当選が満場一致で無効になったという意味です」と返答した。

ほかの新聞記者の、(ディズジェ氏にかわる当選者は)無所属候補からになるのか、何らかの政党からになるのか、という質問に対しては、カラカヤ委員長はディヤルバクル県選挙委員会がこのことに関して決定すると述べた。また、ハティプ・ディジェレ候補が猶予期間を要求していることについて触れた質問に対しては、「私たちは決定を下しました。決定は下されたのです」と述べた。カラカヤ委員長は、6月12日に行われた選挙の最終結果も明日か木曜日には公表するが、異議申し立てのプロセスは続いていると述べた

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( 翻訳者:佐藤悠香 )
( 記事ID:22998 )