スィヴァス県カンガル郡の温泉で卵を取り、シンガポールでふ化されたドクターフィッシュが、現在アンタリヤで新たな観光分野を生んでいる。

ドクターフィッシュが、年間何千人もの観光客が訪れるアンタリヤの親水公園で観光客に、スパと足治療を施している。

スィヴァス県カンガル郡のカヴァク村における温泉で育ち、多数の皮膚病に有効だと言われているドクターフィッシュ、ガラ・ルファが、アンタリヤを訪れる観光客の注目を浴びている。アクアランド親水公園の特設水族館で観光客向けに提供されているガラ・ルファは、海外から輸入されている。年間何千人もの観光客が訪れるアンタリヤで観光客向けに初めてお目見えしたドクターフィッシュは、20分あたりの「診療」20ドルで提供されている。親水公園を訪れる観光客は、水族館内でドクターフィッシュによるスパと爪治療、足治療も楽しむことができる。

アクアランド親水公園内のマジックフィッシュ・スパの管理責任者、ハジェル・アククルトさんによると、ガラ・ルファは400年の間トルコで生息しているという。アククルトさんはドクターフィッシュはコイ科に由来すると説明し、次のように話した。「ガラ・ルファはスィヴァス県カンガル郡に生息していますが、私たちはこれをシンガポールから逆輸入しています。トルコでの採取は禁止されているのです。逆輸入することで観光客にサービスを提供しています。人の皮膚の古くなった角質を食べ、爪治療、足治療、ピーリングを行い、ジスラノールを分泌することで細胞の再生を促すのです。」

ハジェル・アククルトさんによると、ドクターフィッシュは初めは国外の空港や店で目にしたとし、こうした国々では爪治療や足治療のために使われているという。

ドクターフィッシュの「診察」を楽しんだというエストニアからの観光客、オルガ・ドーンペレさんは、「とても不思議な感覚。ちょっとくすぐったいが、とても気持ちよく、気に入った。初めてこんな魚を見た。試してみてよかった」と話した。

また、サンクトペテルブルクから訪れたニコライ・イェリンスキーさんとタマラ・イェニンスカヤ夫妻も、こうした魚はトルコで初めて見たと言い、ロシアではお目にかかったことがないと話した。近いうちにこどもたちも連れてきたいという。

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（ 翻訳者:萩原絵理香 ）
（ 記事ID:23007 )