アラム=アルホダー「スカーフの下がった女性は、どんな猛獣よりも危険である」
2011年06月11日付 Jam-e Jam 紙

 マシュハド金曜礼拝導師は、「国の責任者はヘジャーブ無着用、ならびにヘジャーブの乱れの拡大に対して無関心であってはならない」と述べた。

 アーヤトッラー・セイエド・アフマド・アラム=アルホダーは、今週のマシュハドでの金曜礼拝の説教で、〔‥‥〕次のように述べた。「〔‥‥〕いまや毎日のように、この街やその他の街の路上でヘジャーブ無着用が拡大している様が見受けられる。その一方で、皆がこの現象に無関心を決め込んでいる。行政も無関心なら、国民も無関心だ」。

 同氏はさらに、次のように続けた。

兄弟たちよ!姉妹たちよ!もしあなたの街の路地や街区で猛獣が見つかったら、あなた方は猛獣に襲われないよう、子供たちを家の外に出すようなことはないはずだ。

親愛なる人々よ!路地裏であなたのすぐ隣にいる女たち、日一日とスカーフが後退し、髪は乱れ、服装はタイトなものになっていく女たちは、あなたの家族の名誉、あなたの家にいる青少年にとって、どの猛獣よりも害が大きい。なのに、なぜ無関心を決め込むのか?

中傷するために、こんなことを言っているのではない。現実的なことを指摘しているのだ。こうした現実は実在するのである。

 同氏はさらに、次のように指摘した。

通りや路地で自転車に乗ることを覚えた女性たちは、〔体のラインがでないようなブカブカの〕ゆったりとした服装やマグナエ〔礼拝用に着る正装〕で自転車に乗ってなどいない。むしろ彼女たちは、丈が短くタイトな服装で自転車に乗っている。

自転車のサドルに座ったこうした娘たちが着る、丈が短くタイトな服装は、あなたの家の青少年の信仰にいかなることをしでかすだろうか。〔第8代〕イマーム・レザーが眠るこの街の通りや路地で、女性たちが自転車に乗るのを、一体全体誰が許したというのか。一体誰が、〔女の〕自転車乗りを始めたのだろうか?〔※訳註:人前で公然と自転車に乗り始めた最初の女性として、しばしばラフサンジャーニーの娘のファーエゼ・ハーシェミーの名が挙げられる〕

なぜ市民も国の責任者も、社会の安全を守り犯罪の予防を仕事とする治安機関も、女性の自転車乗りに対して無関心を装うのか?最後に一言いわせてもらう。女性が自転車に乗ることは《病気》なのだ。


 マシュハドの金曜礼拝導師はさらに、「女性が自転車に跨ることは、それ自体ハラーム〔イスラーム法上の禁止〕ではない。女性が自分の家の中で、ドアを閉め切って、あるいは家の中庭で、10時間自転車に乗ってもハラームではない。しかしこの女性が自転車に乗る格好で路地に出てくれば、その服装とその動きは社会にとって堕落と悪と淫行という病理をもたらすのだ。なぜ当局は無関心を決め込むのか?一体全体、誰が許可を与えたのか?なぜこれを阻止しないのか?〔‥‥〕」と言明した。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:田村佑輔 )
( 記事ID:23014 )