ホメイニーシャフル事件の逃亡犯3名を国境地帯で逮捕
2011年06月18日付 Jam-e Jam 紙

 警察の情報オペレーション・チームの追跡を受けていたホメイニーシャフル事件の3名の逃亡犯が、国外に脱出するすんでのところで、国境地帯にて逮捕された。

 ジャーメ・ジャム紙によると、これらの容疑者は、アスガル(19)、アッバース(26)、ラジャブアリー(27、通称「黒のサマド」)の3名で、彼らには刑事事件で多くの前科があるという。彼らはホメイニーシャフル県から逃亡し、国外への人身売買に手を染めていたスィースターン・バルーチェスターン州の業者と接触した後に逮捕され、取り調べのためホメイニーシャフル県へ移送された。

 スィースターン・バルーチェスターン州治安維持軍司令官代理のアリー・ターヘル大佐はこの報道を認め、イラン国営通信に以下のように語った。「容疑者らはホメイニーシャフルを脱出したのち、ある案内人の手助けで東の国境から国外への逃亡を試みていた。逮捕後の捜査で、彼らからは携帯電話のSIMカード10枚、大量の銀行小切手、プジョーの自動車が発見・押収された」。

 逮捕された3名の容疑者はしばらく前、共犯者11名とともにホメイニーシャフルにある某庭園の壁を飛び越えて、そこで開かれていたパーティー会場に乱入、その場にいた男性らを拘束して女性や娘たち数名を略取、彼女らを他の場所へ連れて行き、そこで婦女暴行に及んでいた。

 誘拐された女性たちの一人が警察110番緊急センターに連絡したことで、市民感情を傷つける犯罪行為に手を染めた凶悪犯らの逮捕に向けた大規模な捜査が開始された。

 複数の情報オペレーション・チームが結成されると、警察官はまず7名の凶悪犯らを逮捕、さらに住民から警察への犯人潜伏先の情報提供をうながすため、他の逃亡犯の写真を市内に配布した。

 捜査の第二段階が開始されると、強姦魔たちのうちの3名が東の国境から国外への逃亡を企てていることを突き止め、エスファハーン州警察とスィースターン・バルーチェスターン州警察による共同作戦によって、ついにこれら3名と、国境から国外への人身売買に手を染めていた彼らの案内人を逮捕することに成功した。

 エスファハーン州司法長官はこれより前、〔集団強姦事件に対する〕市民感情に対応するなかで、司法当局は堕落した犯人らの事件を可及的速やかに捜査すると発表し、「ホメイニーシャフル庭園の14名の強姦犯のうち、8名が飲酒や暴行、誘拐、〔異性との〕不法な関係、ごろつき行為、窃盗など、多くの前科を持っていた」と加えていた。

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( 翻訳者:吉田みずき )
( 記事ID:23016 )