ディジュレ氏の国会への道を開く妙案、AKPから
2011年06月27日付 Radikal 紙


AKP(公正発展党)のイスタンブル選出国会議員ムスタファ・シェントップ氏は、議員資格が無効とされたハティプ・ディジュレ氏のために「ハッキャーリ」案を提案した。

AKPの国会議員で法律家であるシェントップ氏は、ディジュレ氏の無資格状況が解消した場合、ひとつの案があるとし、「もし、ハッキャーリの国会議員全員が辞任すれば、そして国会でその辞任を承認し、その際、ひとつの県の国会議員全員が辞任すれば、その時は、その県で90日以内に選挙がおこなわれる。その選挙で、再び候補になることができる」と述べた。
AKP のイスタンブル選出国会議員のムスタファ・シェントップ氏は、トルコ大国民議会(TBMM)で議員登録をおこなった後、報道関係者の質問に答えた。

■「憲法裁判所へ申し立てはできない」

シェントップ議員は、高等選挙委員会(YSK)の決定に関連して、憲法第85条に基づき、憲法裁判所への申し立てをおこなうことはできないと語り、「しかし、別の案を出すことができる」と述べた。シェントップ議員は、「諸案がある。それらは国会内で話しあう必要がある。KCK(クルディスタン社会連合)と、エルゲネコン(事件)で逮捕された国会議員たちでは、状況が異なる。ハティプ・ディジュレ氏の状況は違うのだ。私がここで話したことは、ハティプ・ディジュレ氏の状況の方に関係する。彼については諸案がある。憲法にかかわる諸案は憲法修正によって可能になる」と述べた。

■憲法の第78条の最終項に注目した

シェントップ議員は、憲法第78条の最終項に注目し、以下のように述べた。「すでに行われた6月12日の選挙実施そのものに対する修正案、すなわち、その選挙での問題を解消しようとするような案はありえない。おそらく、新しく選挙をおこなうのであれば、その選挙で新しい修正が適合されることになる。これは、それほど難しいことではなく、中間選挙に言及しているのでもない。第78条に最終項がある。これも2002年12月に修正されたものだ。それからひとつの案をみつけることができる。」

■ハッキャーリ案

シェントップ議員は、国会で必要な法改正がおこなわた場合、ひとつの県で新しく選挙がおこなわれる可能性があるとし、以下のように述べた。

「もし、ハッキャーリの国会議員全員が辞任すれば、そして国会でその辞任を承認し、その際、ひとつの県の国会議員全員が辞任するのであれば、その時、その県で90日以内に選挙がおこなわれる。その選挙で、再び立候補することが可能になる。これもひとつの案だ。だが、このためには、(国会において法改正が必要であるが、)それは現時点で立候補を妨げている状況は、現在、解消されていないからだ。これを修正する必要がある。そのために誰もが国会にきて話しあう必要があります。」

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:23052 )