平和民主党(BDP)系無所属国会議員25人がBDPに入党した。レイラ・ザナ氏、アフメト・チュルク氏、アイセル・トゥールク氏は政治活動を禁止されており、セラフェッティン・エルチ氏とレヴェント・テュゼル氏も、それぞれ参加民主党(KADEP)党首、労働党(EMEP)党首であるためBDPに入党することはなかった。
BDPの国会議員は明日、アブドゥッラー・ギュル大統領との公式会談の後、会派形成を議会に申請するつもりであることを明らかにした。
BDP系無所属国会議員は明日、チャンカヤ大統領官邸で行われる会談を前に、BDP総本部において一堂に会した。
そしてハティプ・ディジュレ氏の議員資格停止処分とクルディスタン社会連合(KCK)裁判で逮捕されている5人が釈放されないことを受け、トルコ大国民議会(TBMM)をボイコットする決定をくだし、国会の宣誓式も欠席していたBDP系無所属国会議員らは、BDPに入党した。総勢25人の国会議員がBDPへの入党を明らかにする一方で、アフメト・チュルク氏、アイセル・トゥールク氏、レイラ・ザナ氏は政治活動禁止処分を受けていること、またセラフェッティン・エルチ氏はKADEP党首であること、レヴェント・テュゼル氏はEMEP党首であることを理由に、BDPに入党することはなかった。
クルディスタン社会連合(KCK)裁判で逮捕されている5人の国会議員は弁護士を通じてBDPに入党申込書を送付する予定だ。BDP党員となった25人の議員は、明日アブドゥッラー・ギュル大統領との会談の後トルコ大国民議会(TBMM)に会派形成の申請を行う。トルコ大国民議会内規には、20人以上の国会議員が所属している政党は、議会において会派を形成する権利を有すると規定されている。
■デミルタシュ前党首:新党結成に向けた働きかけは、明日以降始められる
『努力・民主主義・自由ブロックEmek Demokrasi ve Özgürlük Bloku』という名のプラットフォームから無所属で選出された国会議員らがBDP総本部で一堂に会した。セラハッティン・デミルタシュ前BDP党首は、自身が招集した議員たちを代表して、会議から退席する際に声明を行った。デミルタシュ前BDP党首はこの『ブロック』から無所属で選出された議員として、新たな党の結成に向けた働きかけを行っており、今日行われた会議においてもそのための決定がくだされたと話した。またデミルタシュ前党首は、この新党結成への動きを明日以降本格的に始めていき、最も短い期間でそれが実現する見込みであると述べた。今回選出された29人の議員たちが、暫定的にBDPに入党したことを明らかにしたデミルタシュ前党首は、セラフェッティン・エルチKADEP党首とレヴェント・テュゼルEMEP党首は当面の間無所属議員にとどまりながら、新党結成に積極的に関わっていくことになると話した。さらにアフメト・チュルク氏、アイセル・トゥールク氏、レイラ・ザナ氏、ケマル・アクタシュ氏はDTP解党後に政治活動禁止処分を受けたため、BDPに入党できなかったが、彼らもまたエルチ氏やテュゼル氏と同様、『ブロック』を母体とした新党結成に進んで協力してくれるであろうと語った。
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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:23098 )