巡礼シーズンにサウジでの就労を希望するエジプト人労働者の選定始まる
2011年07月02日付 Al-Ahram 紙

■エジプト:メッカ巡礼シーズンに向け、就労応募者の選定が始まる

2011年7月2日付『アル=アハラーム』

【カイロ:本紙 ムハンマド・アグラウィー】

労働力・移民省は今週、10日間と設定していた郵便での応募期間が終了したことを受け、巡礼シーズンに現地での就労を希望する応募者の選定を始めた。

これは、エジプト人労働者に与えられた就労機会のうち、同省に割り当てられている20%分の候補者を選ぶもので、同省は全ての書類を審査した上で、就労希望者の推薦を行う。残り80%の枠については、民間企業を通じて[推薦されること]になる。

アフマド・アル=バルイー労働力・移民相は、同省の諸機関が郵送での応募受付を開始し、労働者の推薦にあたる担当官には、制定された規則を遵守し、渡航を希望する労働者から一切の金銭を受け取らないようにとの、厳しい通達が出されていると述べた。これまでの巡礼シーズンには徴収していた手数料の免除を同省が決定したことで、労働者は公式書類にかかる費用以外は負担しない。

また大臣は、同省に割り当てられた20%の枠について、以前の巡礼シーズンに就労したことのある者には渡航を認めない決定をしたのは、透明性の原則を実現するためであると述べた。

さらに大臣は、エジプトの労働者派遣会社からサウジアラビアの人材募集会社に提出される推薦書が認められた巡礼シーズンの渡航者向けに、同省が毎日100通以上の契約書を作成しているとも指摘した。

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( 翻訳者:向笠由希絵 )
( 記事ID:23113 )