オジャラン・ルポ本、法的根拠なく回収された?
2011年07月07日付 Radikal 紙

 ジェギズ・カプマズがイトハキ出版社から出版したオジャラン・ルポ本が何の根拠もなく回収された。

 ジェンギズ・カプマズ記者がイトハキ出版社から出した「オジャランのイムラル島雑記」を、出版社・作者に法的通知なく、同書籍に関し回収、もしくはいかなる決定も行わずに、警察が書店から回収したことが明かされた。

 Ntvmsnbcの報道によると、先月イスティクラル通りにあるインサン書店を訪れた警官らが何の文書も示さずに本の撤去を求めたことが分かった。出版社には回収が決定した書籍について調書が提示されたが、その中にはカプマズ記者の作品は含まれていなかった。

 6月23日には、ウードゥルにあるセルハト書籍文具店からマラシュ初等刑事裁判所の決定が示され、書籍が押収された。これを受けてイトハキ出版社の幹部らは、警察に調書のコピーを求めた。書店にある書籍を押収する根拠を示すマラシュ・スルフ刑事裁判所の判決は、全く別件のものと明らかになった。それは、税関で警察に押さえられ、その押収品の中のカプマズの作品も含んだ15冊の本の扱いに関連する判決だった。つまりその本の出版社や作者、本を販売した書店に関連した判決ではない!

 今年の1月に販売された書籍に関して、今日まで作者、出版社へ裁判所は提出、回収命令、もしくはその他のいかなる公式な通知を行っていない。よってこの対応は完全に合法的な書籍の販売、購読を妨げていると言える。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:23177 )