オジャラン、「政府と合意達成」を発表
2011年07月09日付 Milliyet 紙

先週の水曜日(6日)に弁護士との定期的な面会を行ったテロリスト、アブドゥッラー・オジャランは、イムラル島で国の委員会と行った面会、国に提示した協定書、停戦に関する7月15日という日程、党、宣誓問題、停戦期間に関して説明した。

オジャランの説明は次の通りである:

- 我々は合意に至った:委員会と和解評議会の設置に関して合意に至った。すでにこの状況は協定書で述べている。和解評議会の設置は最も重要で具体的な一歩である。和解評議会は、公式な国の機関ではなく、単なる民間の機関でもない。1ヵ月、もしくはそれより早く和解評議会が設置されなければならない。

- 協定書にサインはない:協定書は、世間が誤解しているような、我々と国が相互に署名したものではない。署名の有無は問題ではない。それは署名されたものものではなく、解決に関して我々が合意した文書である。協定書は解決に関して国と合意し、我々が従う、解決のための文書である。現在も、委員会と共に協定書に関して話し合いを続けている。

- 7月15日は無効になった:(停戦の最終日)私にとって重要なのはこの面会であった。7月15日という日付ではない。この面会を今日実現したため、もう私にとって7月15日は意味をなさない。

- まず合意、それから(国会での)宣誓だ:この問題が解決するのかしないのか、分からない。ただ、平和民主党(BDP)は以前のように振る舞うべきではない。以前述べたように、政府と合意を達成し、宣誓する可能性はある。

合意の文書は、私が国に提示した協定書に沿ったものあってもよいし、もしくは国側が自分の条件、状況に合わせ作成も可能だ。例えば、この協定書に、ハティプ・ディジレの状況、他5人の拘束されている議員らの釈放、クルディスタン社会連合(KCK)党員らの釈放、さらには全ての拘束者の釈放、10パーセントの得票率足切り規定の廃止、テロ対策法(TMK)の改正などの条件を付け加えることができる。

ハティプ・ディジレの問題やその他の問題はすぐには解決されないかもしれないし、すぐには釈放されないかもしれない。しかし、上にあげた条件の履行のために国―政府が行うべきは、書面化された文書に基づくものであり、時間とともに実行される。この文書によって、これらの問題の今後の解決のための合意が保障された。

- チチェキは責務を果たす:国、BDPは、この書面化された合意に関して問題を起こさないことが必要である。実際、報道されたように、ジェミル・チチェキ(新国会議長)も解決すべき最大の問題はクルド問題であると述べている。この問題で、チチェキは責務を果たすことだろう。このように、書面での合意が保障されれば、BDPも宣誓し、国会に参加し仕事をするだろう。

■「民主国民会議党」

トルコが20~25の地域に分かれることを要求するオジャランは、全てのクルド人の参加が期待されているクルド会議で包括的な議会が作られることについての決定も望んだ。

BDPも参加する包括的政党の結成を望むオジャランは、党の名前を民主国民会議党にしたいと考えている。また、マスウド・バルザーニーとイラクのクルド自治政府の軍、そしてPKKも参加する別のグループの軍が一つにまとまることが必要だと述べた。

■ムラト・カラユランがジェマルに説明していた。

PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)リーダーのムラト・カラユランは、カンディルでしばらく前に面会したミッレト紙コラミストのハサン・ジェマルに対してオジャランが国に提出した協定書について説明し、その文書では和解評議会の設置提案も含んでいたと明らかにし、次のように述べていた。

「国、KCK、中立者、有識者、学者からなる和解評議会…。このような評議会が停戦期間をコントロールし、武装解除に進む行程に責任を負う。この評議会自身、もしくはこれに並行して作られる公正真実委員会がこの役割を果たす」。

■ディジレと5人の議員には、また拒否

ディヤルバクル第6及び第4重罪裁判所は、KCK裁判で公判中に無所属で国会議員に選出されたセルマ・ウルマク、ケマル・アクタシュ、ファイサル・サルユルドゥズ、イブラヒム・アウハン、ギュルセル・ユルドゥルムとともに国会議員の資格を剥奪されたハティプ・ディジレの釈放要求の却下に関する異議申し立てを退けた。ディヤルバクル第4及び第6重罪裁判所は、調査を終えた。二つの裁判所の決定では、ディヤルバクル第6及び第5重罪裁判所の「釈放要求の却下」に関する決定がまとまったことが明らかにされた。

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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:23198 )