アルダビール州で「死の商人」40人に死刑判決
2011年07月03日付 Jam-e Jam 紙

 アルダビール州司法長官は、「死の商人」〔=麻薬密売人〕40名に対し、同州で死刑判決が言い渡されたことを明らかにした。

 メフル通信の報道によると、ゴラームアリー・レザーイー氏は昨日正午、アルダビール州の市民らと面会し、そのなかで「これまでに言い渡されてきた判決はすでに必要な法的段階を経ており、間もなく執行されるだろう」と述べた。

 同氏はその上で、近い将来アルダビール州の市民は宗教や道徳、国民のアイデンティティ・信仰の敵どもが処刑される様子を目撃するだろうと指摘し、「司法は《死の商人》の死刑によって、各家庭が抱える麻薬に対する不安に応えるつもりだ」と付け加えた。

 アルダビール州司法長官はまた、犯罪の予防や和解の文化の普及をはじめ、同州の司法が最近さまざまな分野で成功を収めていることについて指摘し、「今年最初の3カ月間、昨年の同時期と比較して重大犯罪が顕著に減少している」と加えた。

 同氏は、アルダビール州司法の発案により、家庭裁判所の脇に「調停委員会」が立ち上げられたことについて指摘し、次のように述べた。「この委員会は州内での離婚の減少を目的として立ち上げられたものであり、この期間に顕著な統計〔上の成果〕を勝ち取っている」。

 レザーイー氏はまた、麻薬の破滅的災厄に対応し、家庭の安全を守るための試みが、アルダビール州の司法によって開始されていることを明らかにした。

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( 翻訳者:上山詩織 )
( 記事ID:23220 )