イラン国会副議長、シリアに対するアメリカとイスラエルの「陰謀」を非難
2011年07月19日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イラン国会副議長、シリアに対するアメリカとイスラエルの「陰謀」を非難

2011年7月19日『クドゥス・アラビー』

【ベイルート:UPI】

イランのモハンマド・レザー・バーホナル国会副議長は、アメリカとイスラエルがシリアに対して「陰謀」を図り、シリアが騒乱に喘いでいるような印象を広めようとしていると非難した。

バーホナル副議長は火曜日[19日]、イラン・レバノン議会友好委員会の代表団を率いてレバノンのナジーブ・ミーカーティー首相と会合を行った後、「現在シリアで起こっていることは、アメリカとイスラエルが同盟者らと共に企てた陰謀である」との見解を表明した。

また、「これら陰謀勢力は世界に対して、現在シリア情勢は麻痺状態にあり、混乱しているように見せたがっている。しかしそれに対峙するイラン・イスラーム共和国とレバノン、パレスチナ抵抗運動およびハマースをはじめとする、アメリカやイスラエルの諸計画を拒否し、それに立ち向かい抵抗する枢軸を形成するあらゆる勢力は、最大限の自覚と警戒、洞察、知恵、識見をもって、アメリカやイスラエルがシリアの国内情勢に干渉するのを阻止する必要がある」と述べた。

またバーホナル氏は「これらの狙いは、標榜されているような改革のスローガンなどではなく、シリアを抵抗運動勢力の枢軸から分断することだと我々は考えている」と語った。

バーホナル副議長は現在アラブ諸国の一部で起こっている民衆蜂起について、「欧米諸国とりわけアメリカ合衆国は、このアラブ民衆蜂起の波紋を広げ、アメリカ帝国主義の利益に資するような方向へあやつり、操縦したがっている。我々は、これら民衆の覚醒と自覚と識見がアメリカや西欧の忌まわしき諸計画を打ち砕くであろうと確信している」と語った。

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( 翻訳者:松尾愛 )
( 記事ID:23345 )