国会司法委員会委員「公開でのキサース刑の執行には犯罪予防としての意味がある」
2011年07月16日付 Iran 紙
キサース刑(同害報復刑)判決を公開で執行することには、犯罪発生の予防において重要かつ注目に値する役割がある。
国会の司法委員会の委員を務めるハリール・ハヤートモガッダム議員(マーフシャフル選出)はこのように述べた上で、さらに
殺人は、イスラームにおいてそれへの刑罰が隅々にまで十分言及されている犯罪の一つである。イスラームでは、いかなる被害が生じたにせよ、訴えを起こした側は加えられた被害に応じて、加害者を報復することができると指摘されている。殺人については、《命には命を》〔の原則〕が明記されている。
と述べた。
国会司法委員会の委員を務める同氏はさらに、以下のように加えた。「刑罰の分野における立法者の目的は、《懲罰すること》にある。例えば、ある人が犯罪行為に手を染めた場合、彼は懲罰されなくてはならない。また、未だ過ちを犯していない人には、犯罪に手を染めようなどとという考えが心に浮かばないようにする必要がある」。
同氏はその上で、「公衆の面前で判決が執行されるか否かは、事件を担当した裁判官の裁量に任されている。裁判官は自らの判断によって、公開にて判決を執行するかどうかの命令を下すことができるのだ」と続けた。
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( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:23349 )